内容説明
巨大企業は世界を支配しうるか?移民問題はコントロールできるか?中国は世界の主導権を握れるか?最高峰の知性が読み解く世界情勢の現在と未来。
目次
第1部 世界(歴史的視点;国際関係のプレイヤー;地球規模の課題;歴史上の重大な危機と戦争;現代の危機と紛争)
第2部 各地域(ヨーロッパ;南北アメリカ;アラブ世界;アフリカ;アジア)
著者等紹介
ボニファス,パスカル[ボニファス,パスカル] [Boniface,Pascal]
国際関係戦略研究所所長。1956年2月パリ生まれ。地政学者。1991年、地政学と戦略のシンクタンク国際関係戦略研究所(略称IRIS。Iris‐france.org)を設立。所長。パリ第8大学ヨーロッパ研究所で教鞭をとる。地政学の分野で著名なフランス人スペシャリストの一人であり、フランスのみならず海外メディアでも常に意見を発信している。専門は核兵器、イスラエル・パレスチナ問題、スポーツの地政学(主にサッカー)
佐藤絵里[サトウエリ]
東京外国語大学外国語学部フランス語学科卒業。英語、フランス語の翻訳を手がける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ミライ
42
本書は世界情勢を地図を通して俯瞰できる内容となっており、まず、「第二次世界大戦前後や冷戦中の歴史」「温暖化などの地球規模の課題」「多国籍企業・NGO」「歴史上の危機と戦争」「現代の危機と戦争」の5視点を地政学的に分析し、最後に「ヨーロッパ」「南北アメリカ」「アラブ」「アフリカ」「アジア」と地域別の解説が入る。中東とヨーロッパ、アフリカの国境の部分(シリア・イラクなどのあのあたり)は国の中に国がたくさんあるような状態で、宗教も多く歴史もかなり複雑でわかりにくいので、一度しっかり勉強してみようと思った。2019/03/17
タナカ電子出版
28
この本は国際関係を中心に100の題材から地図を利用して視覚的に説明してくれる本です。紛争問題 核爆弾保有国 経済学格差 テロリストからワールドカップル優勝国まで地図で表現してくれています。人は図解や地図などの視覚的な記憶力は文章だけに比べて理解と記憶力が高まります!この本は資料的価値がとても高い本です✨2019/05/10
shikada
7
世界各国の軍事的なパワーバランス、宗教・人口・環境の問題を俯瞰する。問題に関係する数値が書き込まれた地図が非常に見やすく、視覚的な理解ができる。GAFAなどの多国籍企業、テロリズムなどのテーマが興味深く読めた。日本の地政学的な評価については「米国の庇護によって経済発展してきた国。自然災害、核を抱える北朝鮮、人口減少によるリスクを抱える『不安な大国』」とバッサリ。2019/03/24
くまくま
6
近代から現代までの国際関係を地図で描く。他者からの日本評、ふわふわした指摘で的を得ていないような印象。知識不足ゆえ他国についてもズレた視点があるかも知れない。が、きな臭い国債情勢なので基本的な関係を理解するにはちょうど良いのかも。2020/01/15
Happy Like a Honeybee
5
民主主義は干渉ではなく、内部で進展するものだ。 欧米の筆者なので、バルカン半島やコソボ紛争の記述が良かった。 世界大陸の紛争や宗教など、初学者向けの本。2019/12/22
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