内容説明
“Entrez”(どうぞお入りになって)。威厳ある声にしたがい、足を踏み入れたその瞬間から、伯爵夫人の手ほどきが始まった!上流階級の人々が実行している日々を豊かに過ごす、衣食住と心の基礎とは?
目次
1 美しく、上質な装いのルール(見る人の目を楽しませるために「装う」自分のためではありません!;装いは「メッセージ」そのアイテムの「歴史」や「意味」に敏感であれ! ほか)
2 美しく住まうルール(観察と行動なくして、暮らしに美しさは宿らない;美しい世界は、「玄関」から始まる ほか)
3 美しい食卓のルール(なんでもない日も、特別な日も 食卓を丁寧に整える;L’art de table 何はなくとも、テーブルクロスからはじめましょう ほか)
4 毎日を上質に過ごすためのルール(エレガンスを生み出す公式 優美な「一人時間」がもたらすもの;昼間は一人の時間 夜は共有する時間 ほか)
著者等紹介
ドメストル美紀[ドメストルミキ]
東京女子大学、INSEAD(旧欧州経営大学院)卒業。航空会社、投資銀行勤務を経て、執筆活動に勤しむ。18世紀から続くフランスの伯爵家に嫁ぎ、ベルサイユにてフランス人の夫、男子二人、愛猫マエストロと共に暮らす(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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はるき
28
ライフスタイルのお手本としてはちょっと無理かな(^_^;)でも、生活の中でけじめをつけるスタイルがカッコいいです。2018/07/25
はるき
22
日本の一般家庭からフランス貴族に嫁ぐ。ハーレクインみたいな展開ですが(笑)現実はシビア。かなり辛辣な指摘を受けまくる主人公が天井知らずの前向きさで乗り越えていくので、これもはやノウハウではなく物語です。2021/01/11
かおりん
15
フランスの貴族・伯爵家の末裔の夫と結婚した著者。コンテスと呼ばれる伯爵婦人たちからエレガンスや上質さを教わる。装い、住まい、食卓、暮らしについて様々なルールがある。身分の違いに加えて文化の違いに四苦八苦した様子がよく分かる。同時にこういう意識をもって生活する実直さにも感心した。育ちの良さは環境からだとわかる。義母のカトリーヌは口うるさいけど何故か憎めない。2019/05/11
はるき
14
ありえない世界観が面白い。ファンタジーみたいですが、これがリアルなんです。2022/07/30
ソルト
14
美しく上質な、装い、住まい、食卓、毎日の過ごし方について書かれています。特にフランス人、貴族、じゃなくてもこのルールは守るべきだと思います。すっごく難しいですけど。「コンテスたちにとって、一番のオーディエンスは、〜「自分」〜自分をガッカリさせないように、いつも気を張って生きているのでしょう。」わかる気がする。緊張感ゼロで生きている私には耳のいたいお言葉です。2019/10/23