内容説明
会議、交渉、セールスから恋愛、就活まで。弁護士が教える、エビデンスに基づく人を自然に納得させる方法論。
目次
序章 言葉よりもはるかに効果的な説得手段(相手にとって好ましい環境をつくる;話の内容より、見かけと身振りを周到に準備する ほか)
第1章 人間の基本的な心理のメカニズムを理解する(行動が感情や思考を変える;人は基本的に保守的 ほか)
第2章 常識や理性では説明できない行動の理由を知る(人は物事を自分なりの方法で分類し理解する―スキーマ;人は現実を自分に都合がいいように解釈する―バイアス1 ほか)
第3章 実証された説得技術を使いこなす(人は、選択肢が多すぎると、結局どれも欲しくなくなる;希少なものほど欲しくなる ほか)
著者等紹介
荘司雅彦[ショウジマサヒコ]
1958年、三重県生まれ。81年、東京大学法学部卒業、旧日本長期信用銀行入行。85年、野村證券投資信託入社、86年9月、同退社。88年、司法試験合格。91年、弁護士登録。2008年、平均的弁護士の約10倍の案件を処理する傍ら、各種行政委員会委員等も歴任。元SBI大学院大学教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ステビア
23
バイアスを利用せよ2021/12/07
Salsaru
9
新しくはないが、例がわかりやすく読みやすい。2017/11/01
kiki
5
プレゼンで視覚効果を使うこと。それはメラビアンの法則で証明されている、言語情報7%、聴覚情報38%、視覚情報55%により人は情報を判断する。あえて小さな欠点を見せながらストーリーを段階を追ってメリットのある方向へと導く。選択肢を程々に提示して自分で考える余地を残し、目指すものの希少性を示せば落としたも同然。これにより得たものは、保有効果から人は手放したくなくなる。行動経済学や行動心理学による有用な技術を活用することで、人身掌握術を身につけることができる。2021/01/01
みやこ
5
上司を褒めるなら才能(内部的要因)を、相手を貶すなら運(外部的要因)だという2020/08/20
hiyu
4
理解度を上げるために文章をより読みやすくしている点はさておき、頭が良い人が書いた文章という印象。極端に難しいものではない。ただ、それを知っているままにするか、試行錯誤を繰り返しながらやってみるかには想像以上の差が生じると言えるだろう。その差は人によってどうして生じうるのか悩ましいが。2018/03/28