出版社内容情報
東京大学あかちゃんラボ発 あかちゃんといっしょに作った あかちゃんのための絵本! あかちゃんの目をくぎづけにしたのはこの絵でした
私たちは、科学的な研究を通して赤ちゃんのための絵本を作る「あかちゃん学絵本プロジェクト」を立ち上げて進めてきました。
このプロジェクトのなかでいろいろな実験をしました。モイモイという言葉に対して、赤ちゃんがどんな形を思い描くのかを調べているときのことです。あるイラストが、あかちゃんの視線をくぎづけにして離しません。その注目度は、ほかの倍以上にもなります。
このイラストにはあかちゃんの視線を引きつける特別ななにかがあると考えた私たちは、ここから「もいもい」というキャラクターの絵本を作りました。この絵本をあかちゃんに見せるとビックリ! なんとそれは、泣く子も見つめる圧倒的な注目度のキャラクター絵本だったのです。
<おとうさん&おかあさんから驚きの声続々!>
『もいもい』を読み聞かせたところ、目がくぎづけに。こんなに長く、絵本をじっとみるのははじめて! ほかの絵本とは反応が違います。まだお話はできませんが、興味をもっているのが伝わってきてうれしいです。(2か月 男の子)
まだお座りできないので、ねんねの状態で読んでいます。『もいもい』の絵と音が気に入って手足をバタバタしていました。ぐずっているとき、「もいもい」と話しかけるとご機嫌が治りました。(4か月 男の子)
想像力を最大に引き出せる絵本。大人も楽しめる魅力的な絵本だと感じます。(38歳/1歳男の子ママ)
今まで絵本を探すとき、名作と言われるものも手に取りましたが、「本当に楽しめているのか」疑問に思うことも。こちらのシリーズはあかちゃんに好きかどうか聞いてみたということで興味をもちました。実際に子どもが楽しそうに集中して絵本をみてくれてうれしかったです。(27歳/4か月男の子ママ)
たくさんの色使いと優しいタッチで描かれている点が気に入りました。あかちゃんの視線をくぎづけにする魔法の本だと思います。(25歳/1歳2か月女の子ママ)
著者からのメッセージ
実際のあかちゃんにきいて作った、あかちゃんが本当に「好きな」絵本です。
これまで、あかちゃんのための絵本、あかちゃんの好きな絵本と言われてきたものは、“親が思う”あかちゃんが好きそうな絵本であって、あかちゃん自身が本当にその絵本が好きかどうかをきちんと調べたものではありませんでした。
私たち東京大学あかちゃんラボとディスカヴァー・トゥエンティワンは、これまで積み重ねてきたあかちゃん学研究の見地と豊富な本作りの経験を活かし、本当にあかちゃんが好きな絵本・あかちゃんと一緒に楽しめる絵本を作りたいという想いから、あかちゃん学絵本プロジェクトを立ち上げました。
あかちゃんの研究をしていると、「あかちゃんって明るい色が好きなんですよね?」とか「丸い形が好きですよね?」とかいった質問をよくされます。しかし、あかちゃんは大人が思っているほど単純ではありません。大人が思うあかちゃんの「好き」は、あかちゃんにとって「嫌い」かもしれません。あかちゃん学絵本プロジェクトは「あかちゃんの立場」を尊重して、あかちゃんが本当に「好きな」絵本を作ることがもくろみです。
まだ言葉を話すことができないあかちゃんの好みは、どのようにしたら知ることができるでしょうか? このプロジェクトのなかで私たちは、月齢8-13ヶ月のあかちゃんに協力してもらい、選択注視法を用いた実験を行いました。選択注視法というのは、複数の刺激を同時に提示し、どれをより長く注視するかを測るというものです。複数のイラストのなかでどれが長く見られるかをチェック、最後に統計的な処理をすることであかちゃんの好みを明らかにしました。
内容説明
東京大学あかちゃんラボ発。あかちゃんの視線をくぎづけにするイラスト「もいもい」というキャラクターの絵本。なんとそれは、泣く子も見つめる圧倒的な注目度のキャラクター絵本だったのです。
著者等紹介
市原淳[イチハラジュン]
大阪芸術大学デザイン学科卒業。2009年オリジナルキャラクター「ポペッツタウン」がカナダのDECODE社よりアニメーション化され世界約100ヶ国のテレビで放送される。2016年チャリティアートイベント「ひつじのショーンin渋谷」に参加
開一夫[ヒラキカズオ]
東京大学大学院総合文化研究科広域システム科学系教授。「あかちゃん学」を専門とし、東京大学あかちゃんラボを運営(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
たいぱぱ
くぅ
><
anne@灯れ松明の火
たーちゃん