ヘッセ 人生の言葉 (エッセンシャル版)

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ヘッセ 人生の言葉 (エッセンシャル版)

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  • サイズ 文庫判/ページ数 1冊(ペ/高さ 15cm
  • 商品コード 9784799319833
  • NDC分類 940.28
  • Cコード C0030

出版社内容情報

君だけの道を行け
『車輪の下』で知られる青春文学の巨匠ノーベル文学賞作家ヘッセが贈る人生の応援歌

『車輪の下』ほかの印象から、ヘッセには甘酸っぱい青春小説を書く作家というイメージがある。
また、スイスの自然を謳う純粋で牧歌的な詩を書く人と見られることも多い。

しかし、現実のヘルマン・ヘッセは牧歌的でも甘美でもない。
決して害のないおとなしい人間というわけではなかった。
後期の作品である『デーミアン』『荒野の狼』『ガラス玉演戯』などから明らかなように、
彼は反権威主義者であり、妥協を赦さない苛烈で強い精神と、
自己を通しながら現実を生き抜く力を持った人だった。

「自分を癒すのも、助けるのも、自分自身だ。自分の魂を動かすのは自分自身なのだ」
「悩んでいるね。悲しいことが多いね。でも、喜びなさい」
「最悪の一日も、私のかけがえのない人生の大切な一日なのです」
「どこにいても、きみがどうあろうとも、きみは幸福になれる」

ヘッセの小説、詩、エッセイ、手紙などから、
ミリオンセラー『超訳ニーチェの言葉』の白取春彦が230のの言葉を厳選した。

目次
Ⅰ 自分自身の道を歩め
Ⅱ 悩みも悲しみも喜べ
Ⅲ わがままに生きよ
Ⅳ 人は喜びがなければ生きていけない
Ⅴ この世界に愛を増やそう
Ⅵ 考えるのをやめてみよう
Ⅶ いつでもどこでも幸福になれる

内容説明

君だけの道を行け。「車輪の下」で知られる青春文学の巨匠、ノーベル文学賞作家ヘッセが贈る人生の応援歌。

目次

1 自分自身の道を歩め
2 悩みも悲しみも喜べ
3 わがままに生きよ
4 人は喜びがなければ生きていけない
5 この世界に愛を増やそう
6 考えるのをやめてみよう
7 いつでもどこでも幸福になれる

著者等紹介

ヘッセ,ヘルマン[ヘッセ,ヘルマン] [Hesse,Hermann]
1877年、ドイツのヴュルテンベルク州カルフに宣教師の子として生まれる。14歳で難関の試験に合格し神学校に入学するが、1年未満で退学。その後入ったギムナジウムもすぐに退学し、書店員などさまざまな職業を経験する。1904年、26歳で発表した『ペーター・カーメンツィント』(『郷愁』)が認められ、小説家・詩人として多くの作品を執筆、第一次世界大戦時にはスイスに住んでいたが、戦争の影響や家庭の不幸などにより神経を病み精神科の治療を受けた

白取春彦[シラトリハルヒコ]
青森市生まれ。ベルリン自由大学で哲学・宗教・文学を学ぶ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

しいたけ

103
エッセンシャル版だが引用文が結構長い。おかげでヘッセの愛情豊かな語り口とそのリズムを味わうことができる。何より前向き。まっすぐなパワーがある。はみ出す自分も、斧で斬りつけてくる世間も、全部受け止めそれでも「この世界にまだ恋している」と言いきる魂の太さ。本を読むときに必要なものが3つあるという。「書物の内容に対しての敬意」「理解するための根気」「最後まで著者の言い分に耳を傾ける謙虚さ」こうして読んだものを書棚に並べたとき「それがその人の全世界の中心になる」。ヘッセの書棚は、きっと優しい。2017/01/07

陽子

28
行きずりで手にとったが、とても染み入る言葉の数々。ヘッセはたくさんの才能に恵まれた人間だった。けれども、この言葉を読み行くと、芸術や自然を愛し、苦悩もたくさん経験しながら多角的視野で人間(自己)と世の中を厳しく透徹に見つめ追求した人なのだな、と感じた。「昨日よりもよい自分をめざせ」「世の中がどう動こうが、いつも自分自身であれ」「人の一生とは自分自身への道だ」「美しくものを見ておけ」「多く読むより深く読め」印象に残った言葉たくさん。どのページからでも開く事ができる珠玉の言葉集だった。2020/01/30

ロビン

20
kindleunlimited。10年位前にハードカバー版を読んで以来の再読。権威主義的な教育がなされていた時代に「小市民的」な価値観を拒否し自分自身を信じて作家・詩人として独り立ちし、大戦中には平和主義を唱えて「売国奴」とされた困難な時期を耐え抜いた強靭な反骨精神をもつヘッセの言葉は、幸福の本質を捉えている。本当に人生を生きるには、たとえ茨の道であっても自分の道を勇気をもって歩み、愛されるより愛する心を持つこと。『城砦』でサン・テグジュペリも言うように「自分自身」と「交換」するほど何かを愛することだー。2021/04/08

ロビン

16
2年ぶりの再読。詩を時々書くようになったのだが、自分の中から湧き上がるもの、感動したことを言葉に落とし込む作業をする時に、お題が先にあると他人からの評価を意識してしまっていつも通りに書けないということがあり、悩んでいた折に、読友さんがヘッセを読んでおられたので本書を読み返した。自分の成し遂げたことを「他人から認めてもらいたい」という気持ちを捨てること、また世間の因習に染まらず、小市民根性を排して「自分自身の尺度で人生を測る」こと、孤独でも「ひとりで、自分の道を歩く」ことの大切さを改めて叩き込んでもらえた。2023/05/08

さっちゃん

15
ページを捲る手が何回止まったか、同じ行を、同じ段落を、文章を何度読み返したか。時間のかかる読書だった。自分は自分に正直に生きているのか、欺いてはいないか、自分だけの道を歩んでいるのか、確かめるためにこれから何度も読むことになるだろう。2017/01/03

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