中公文庫<br> スミルノ博士の日記

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中公文庫
スミルノ博士の日記

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  • サイズ 文庫判/ページ数 320p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784122075436
  • NDC分類 949.83
  • Cコード C1197

出版社内容情報

天才法医学者ワルター・スミルノはある晩、女優アスタ・ドゥールの殺害事件に遭遇。容疑者として、かつての恋人スティナ・フェルセンが挙げられる。名探偵レオ・カリングの手を借り、不可解な謎に挑むのだが……。



本作はかつて小酒井不木訳で「新青年」に掲載されるや、江戸川乱歩・横溝正史ら戦前の日本人作家にも多大な影響を与えた。世界ミステリ史上にその名を刻む、探偵小説ファン必読の傑作本格推理長篇。



〈解説〉戸川安宣



【目次】



第1章 発端

第2章 糊づけにされたページ

第3章 警官第三一七号

第4章 偶然

第5章 尋問

第6章 「あなたの奥さんです」

第7章 犯行の時刻

第8章 三人目の客

第9章 新しい事実

第10章 レオ・カリング援助を求める

第11章 第二の銃弾

第12章 犯人の名

第13章 意外な展開

第14章 深夜の冒険

第15章 厚かましい侵入者

第16章 新しい証拠

第17章 手紙

第18章 犯人はだれか?

第19章 告白

第20章 レオ・カリングの付記



ドゥーセ今昔(宇野利泰)

内容説明

天才法医学者ワルター・スミルノはある晩、女優アスタ・ドゥールの殺害事件に遭遇。容疑者として、かつての恋人スティナ・フェルセンが挙げられる。名探偵レオ・カリングの手を借り、不可解な謎に挑むのだが…。江戸川乱歩・横溝正史ら日本人作家にも多大な影響を与えた、世界ミステリ史上に名を刻む傑作本格推理長篇。

著者等紹介

ドゥーゼ[ドゥーゼ]
1873年、スウェーデン生まれ。元軍人だったが、1900年頃南極探検に参加し、紀行や絵画を発表。1913年、「私立探偵レオ・カリング」シリーズ第一作『生ける宝冠』を刊行。同シリーズによって北欧探偵小説界の代表的作家となる。日本では1920~30年代、小酒井不木の翻訳により「新青年」誌上で作品が多数掲載され、人気を得る。1933年死去

宇野利泰[ウノトシヤス]
1909年生まれ。東京帝国大学独文科卒。戦後、英米の探偵小説を中心に、多くの翻訳を手掛ける。1997年死去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

アドソ

15
某書店で「幻のミステリー」のような触れ込みで、タイトルを伏せて売られていた(読んでからのお楽しみ、的な意図で)。主人公のクセが強いせいもあって、だいぶかく乱され、まさかの○○が犯人なのでは?と思ったり、それはそれは楽しみながら読ませてもらいました。読み終わってからタイトルを見てみたわけだけれども、確かに普通にタイトルを出して売っていたら、読んでみようとは思わなかったかもしれない。2024/10/28

Inzaghico (Etsuko Oshita)

13
初刊は1917年、スウェーデンで出版された。日本では1963年に宇野がドイツ語版から翻訳したものが刊行された。宇野は東京帝国大学独文科卒業だが、ドイツ語からの翻訳はこれ一作だけだそう。 珍しく早い段階で犯人はわかったのだが、大正時代(!)のスウェーデンの風俗など楽しめた。この時代って、どの国も「博士」とか「技師」が登場するんだな。あと、仮面舞踏会もあったし、社交界の華もいた。 日記形式というのは、書き手が自分でいかようにも内容をコントロールできるので、どこまで読者が信じるかが難しい。2024/09/15

coldsurgeon

9
100年以上昔の、スウェーデン人ミステリー作家の古典的名作の新訳。江戸川乱歩、小酒井不木らに影響を与えたらしい。叙述トリックであることは分かるが、なぜ、この手記が生まれることになったかが、明らかになる過程が面白い。被害妄想にとらわれた犯人像を描きながら、読み進め、時に名探偵レオ・カリングの罠に引っ掛かりながら、今回の叙述トリックの背景が理解できた。2024/10/22

UPMR

5
某有名作との比較で、トリックだけ知ってるという人も多い作品の一つ。自分もその口のため、ネタバレした状態で読み始めたが、それでも充分に楽しめた。これが1917年にもう書かれていたということに驚かされる。探偵役の仕掛けた心理戦にはわかっていてもゾクッとさせられるし、最後の探偵役の付記によって犯人の歪んだプロフィールを明白に提示する構図反転の手法の巧みさは、現代本格と比較してもまるで遜色ない。傑作。2024/07/22

🦈

3
古典的な北欧ミステリー。 本作は殺人事件に巻き込まれた人物の日記、という形の作品になっている。あまり重要ではなさそうな色々な女性との関係と時間の流れが鍵。時計のトリックが読んでいて面白かった。 探偵目線のミステリーが多いが、この作品は探偵ではないあくまで一人の登場人物の目線で事件を体験できるのが楽しい。しかし、中盤以降から主人公に少し違和感を覚え……そこから繋がるラストには舌を巻いた。 文章も非常に読みやすく、内容がスルスルと入ってきた。これは確かに名作だと思う。2024/10/23

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