内容説明
「戦争は悪」だけでは戦争は止められない。「国家は互いに協調すべき」と考えるリベラリズム×「国際社会はパワーゲームだ」と考えるリアリズム。戦争のリアルを知る海上自衛隊部隊指揮官経験者が対立する2つの立場をもとに緊急提言!
目次
第1章 世界中で「理想の崩壊」が起こっている(EUが苦しむ理想と現実の「ギャップ」;トランプ氏の躍進から見えてくる米国の「ひずみ」;直視を避け続ける日本の「リアル」;国家は理想と現実の間で嘘をつく)
第2章 リベラリズムとその限界(リベラリズムとは何か?;リベラリズムは必然的に「悪者」をつくり出す)
第3章 リアリズムとその限界(必然だった「米中対峙」;「構造的緊張」と「戦争」の間)
第4章 柔らかいリアリズムへ(伝統的リアリズムの限界;リアリズムを本当に使えるものにするために)
第5章 理想論抜きで戦争を止める方法(戦争はオプションのひとつにすぎない;「欲望の体系」で戦争を止める)
著者等紹介
小原凡司[オハラボンジ]
1985年防衛大学校卒業後、海上自衛隊回転翼操縦士として勤務、第101飛行隊長、第21航空隊司令等歴任。1998年筑波大学大学院修士課程(修士論文「中国の独立自主外交」)修了、2002年防衛研究所一般課程修了。2003年3月~2006年4月駐中国防衛駐在官、2006年防衛省海上幕僚監部情報班長等を経て退職。2013年1月から現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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