内容説明
繰り返される暴力・モラハラ…女性の4人に1人がDV被害者!?被害者も加害者も、あなたの近くにいる!加害者の心理や脱DVプログラム、子どもへの影響、アメリカの予防教育まで、これ一冊でわかる。
目次
序章
第1章 なぜ逃げられない 知られざるDVの真実
第2章 男たちはなぜ殴るのか
第3章 子どもたちの苦悩
第4章 DV防止法後も変わらない「いい妻」の呪縛
第5章 モラハラという虐待
第6章 暴力の鎖を断ち切るために
第7章 DV根絶を目指す、アメリカのリーダーたち
終章 香澄のその後
著者等紹介
梶山寿子[カジヤマスミコ]
ノンフィクション作家。放送作家。神戸大学卒業。テレビ局制作部勤務を経て、渡米。新聞記者として働きながらニューヨーク大学大学院で修士号(M・A)を取得。その後フリーに。DV防止法制定前からドメスティック・バイオレンスの取材、及び啓発活動を続ける。女性の生き方・働き方や社会起業家などのルポも幅広く手がけ、書評家としても活動(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
4fdo4
14
DVの言葉の意味は知っていたがここまでの話を読んだのは初めて。ここまでの事が現実に起こり、そして社会の無理解が被害者だけではなくその子供にも大きな傷を残している事実。やむを得ない暴力があると信じている人たち。その認知のズレを正すことは容易ではないだろう。「男性とは潜在的に支配欲を持っている」は納得。誰しもが加害者/被害者になる可能性を痛感。良書。2022/01/30
爺
7
底本が2011年、本書が2016年初版とあり、時代的には少し前のようにも思えるが、真に迫ったDV被害者のケーススタディは圧巻。本書刊行時出始めたモラハラという言葉も広く認知された感はあるが、一般化と共に言葉の迫力も陳腐化されたように思う。DV被害女性を主役とした小説なども読んだりしたが、フィクションが色褪せるほどにリアルは恐ろしい。一カ所だけP274「臓器移植のメッカ」という部分。ムスリムの聖地を他のものに転用するこうした使い方は、彼等にとっては非常に不本意なもの。ここは別の言葉に言い換えた方が良いかと。2024/06/19
ふじか
3
アメリカのDVシェルターに英語のできない日本人女性が逃げ込んできた話を読んで思ったのだけれど、言葉の分からない国でも逃げる場所が分かるくらいに周知され、また保護してくれるようなシェルターがあれば悲惨な事件はきっと減るのだろうなと思った。2019/02/12
いつき
2
DVの身体的暴力以外のことを知りたいなと思って読み始めたが、「DVは身体的暴力ではない」と述べるだけで実際のケースが少ししか紹介されてなかったのは残念。10年近く前の本で、しかもそのベースになったのごそれ以前の著作ということだから仕方ないのかもしれないけど、もう今は「殴られても仕方ない」と思うような女性は減っているのではないか、その代わりに違う形の暴力が増加してるのでは、という包括的なDV理解を求めて読んだわりにはちょっと期待はずれ。2025/11/15
侑珠生
1
家庭内暴力の体験談が語られた本。DVを受けて育つと、どうしても連鎖する。現在、世間にある「女性問題」は結局のところ「男性問題」でもある。「男性らしさ=支配力」という方程式が潜在的にあります。DVの問題には、洋の東西の違いはないと書かれていました。「世界中の子供が暴力のない家庭で育つ日が必ず来る」というフレーズを読んだ時、胸が熱くなりました。2019/02/19




