出版社内容情報
名著『アインシュタインにきいてみよう』に新たな言葉を加え、
待望の文庫エッセンシャル版として再登場!
20世紀でもっとも優れた科学者として知られているアインシュタインは、
数学や物理学だけではなく、人生そのものに飽くなき好奇心を持ち、その個性、ユーモアのセンス
によっても愛されていた。さまざまなときに、さまざまなところで、
さまざまな発言を残しているがそのいずれもが、20世紀最大の天才でありながら、
きわめて常識的で、良識的で、そして、謙虚で、ウィットに富んでいる。
実際その豊かな人間性は、多くの著名人をも魅了している。その彼の言葉を読むことで、
自分について新たにユニークな視点を持つことができる。
本書は2006年3月に刊行された『アインシュタインにきいてみよう』に新たに言葉を加え、装いも新たに、
文庫版として再編集。手元に、いつも置いておきたい1冊。
目次
1 生き方について
2 科学、そして、神秘について
3 独創性について
4 学校教育について
5 戦争と平和について
6 国家、そして、ユダヤ人であることについて
7 結婚、そして、家族について
8 自分について、そして再び、生き方について
著者等紹介
弓場隆[ユミバタカシ]
翻訳家。自己啓発、心理学、医療・健康の分野に詳しい(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
吉田あや
65
言わずもがなの20世紀を代表する科学者アルバート・アインシュタイン。天才的頭脳に加え、良識的な彼の言葉たちは温かみに溢れ、ウィットに富んだ会話からは魅力的な人物像がありありと見えてくるようで愛おしい。舌を出している有名なあの写真は、大学の講義で英単語のスペルミスを学生に指摘された時に撮影されたものという、なんとも可愛らしいエピソードも。研究には熱心だけれど、私生活はかなりの物臭さんだったようで、雑巾で顔を拭いたり灰皿に食事を盛り付けたりと、大雑把の領域を大幅に超えていく自由人。(⇒)2020/08/01
ニッポニア
49
アインシュタインこう語りき。生き方には2通り、奇跡はどこにもないと言う生き方、と全てが奇跡だと言う生き方。成功の秘訣はよく働き、よく遊び無駄口を慎むこと。自分で経験することほど何かを上手に学ぶ方法は無い。解決策がシンプルな時は神が答えている証。一見して馬鹿げていないアイディアは見込みがない。教養とは学校で学んだことを全て忘れた後に残るもののこと。どんな政府もある程度は邪悪なものこれから死ぬまで、光とは何かについてじっくり考えようと思います。2025/04/07
ムーミン
34
とても人間くさい、純粋な面をもちながら、それゆえに見えてしまう人間や人間の作り出すものへの深い洞察力が、短い言葉の数々から伝わってきました。今の自分に刺さる言葉もたくさんあって、いくつもメモしました。2023/04/04
茉莉花
25
このシリーズはお手軽にさっと読めてしまうのでリラックス効果があります笑 I'm a perfect womanになりたい(と、言いたい)ので世紀の天才物理学者の言葉から何か学べるかしらと思い、本書を手に取りました。「一見して馬鹿げてないアイデアは見込みがない」という言葉が一番好きで彼らしいなと思いました。特に共感を得たのは彼が大器晩成であったこと。これは、私にとってすごく励みになりました。とにかく天才は物理学以外は凡人以下という印象もあります笑 レオナルド・ダ・ヴィンチとは違ったタイプですね笑 2016/03/21
しゅわっち
17
読み上げで読みました。内容にはびっくりしました。宗教家よりも、宗教家らしい発言をしています。個人的には、相当精神性がとても高い人というのを感じました。物理学者の前に、一個人としてのどう生活を育むかという考え方が社会性を大切にしているのが、すごく感じ取れました。他の学者は、わかりませんが、科学万能では、成り立たないように改めて思う本でした。個人的には、前後の文脈のある文章を読みたかったです。2025/09/06
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