出版社内容情報
11万部突破のベストセラー『アランの幸福論』が待望の文庫エッセンシャル版として再登場!
93編からなる原典(英語版)から、とくに印象的で、心に響く名言を訳出し、
「不安と感情について」「自分自身について」「人生について」「行動について」「人とのかかわりについて」
「仕事について」「幸せについて」の7章に分けて再構成。
時代を超えて読み継がれる1冊。
【PickUp】
・幸福であることは他人に対する義務である
・運命は不変ではない。指をパチンと鳴らした瞬間にも、新しい世界が生まれているのだ
・嘆きも悲しみも、鳥と同じ。ひょいと留まっては、飛びさっていく
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
バズリクソンズ
23
1ページに毎に短い格言がまとめてあり、読了にはさほど時間を要しない便利な一冊。この世界的に有名な著書の内容は幸福を問う内容だが、自分は全ての項目に相槌は打てない。「戦争は退屈から生まれる」ははっきり言って四行程度の文章では納得できず、「同情しない」も幸福論というタイトルからは程遠い様な厳しい言葉で綴られている。「優柔不断は最悪である1、2」と「礼儀正しさを学ぶ1〜5」はこの著書の中で自分自身最も勉強になった項目。やはり完全訳の方を読むべきか、内容が充分には伝わり辛かった印象。2022/10/01
いっしー
10
幸福について考えるにあたって、不安と感情、自分自身、人生、行動、人とのかかわり、仕事など、特に自分の内面のあり方についてアランの要約した考えを示したもの。この世の中は自ら求めようとしない人には何も与えてくれない、最大の敵は相手ではなく自分自身であるなど、漫然とした日常の過ごし方に、いくばくかのスパイスを貰った気がする。2016/10/15
クナコ
7
初読l。「幸福論」という書物については以前から興味があったが、哲学に苦手意識があるのでまずはこちらから。基本的に当時の知識人らしく、偉人の残した言葉や他の学者などの言葉を引用した話が多いが、一貫して言っていることはシンプルだった。思い悩むことをしないこと。未来について心配しないこと。体を動かし、行動すること。受け取るにはまず与える必要があること。このシリーズは難しそうな著作物に残されている言葉を簡単に紹介してくれるので、気軽に読めて良い。2025/01/18
羊男
7
★★★★Kindle2024/03/31
オ・パッキャ・マラ夫
7
読みやすいので、忙しく過ごしていてもちょっとした合間に読もうという気になれるのが良かったです。「行動のない楽しみよりも、行動のある困難を選ぶ」何事も自発的に行ったことには幸せを感じられるんだなぁ。2023/07/05