内容説明
日々、出会ってしまう問題や、自分のこと、人との関係、将来のことについて、哲学の素材を思索のヒントに、もう一度、考え直してみるときの10の方法。
目次
1 考えることと疑うこと
2 思考の三つの方法
3 相対化して考える
4 対立・分析を超えて考える
5 対話を通して考える
6 共に考える
7 個別化して考える 一般化して考える
8 時間を生きる
9 存在を問う思考
10 自分を創る
著者等紹介
羽入佐和子[ハニュウサワコ]
1973年お茶の水女子大学卒。1982年同大学院博士課程修了(学術博士)。専攻は哲学。2009年4月から、お茶の水女子大学長。現在、国立大学協会副会長、文部科学省科学技術・学術審議会委員、日本学術会議連携会員、国家公務員倫理審査会委員等も務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Yuka
3
新年1冊目を何にしようかなと本棚の前で悩んだ結果、ものすごく奥の方にしまい込んであったこの本を。 レシピというのがぴったりで、その時自分に必要な哲学のエッセンスを取り入れて、自分なりに調理できるような内容。 「どこかに在るかもしれない『自分自身』を探し求めるというより、「自分とは何か」を問いながら、むしろ自らを創り出してゆくのが『自分』であるのではないでしょうか」 「本当の自分」が見つからない焦りは自然と薄れて、悩み問い続ける自分でいることをそのまま受け止められるなと思った。2022/01/03
しゅんぺい(笑)
2
ぜんぜん、うまい具合に噛み砕かれていなくて、読みづらかったと感じたのは自分だけでしょうか? もちろん、悪気はないんやろうけど、、、とにかく頭に残らない本でした。2014/09/22
青のりた子
1
1つの題材に対して複数の哲学者の意見が引用されているため、自分でも考えさせられる構成。著者の体験談なども交えて書かれているため、エッセイ感覚で読んでもよさそう。2017/01/14
あむ
0
”いま、私たちを取り巻く世界は極めて混沌としています。そのなかで何をどう考えたらよいのか、自分をどのように位置づけたらよいのか戸惑うことも多くあります。そのような時、考え方は無限といえるほど多様にあること、自ら考えることが大切であることを、哲学を学んだ者として表現することができないか、という思いでこの本を綴りました。” 作者の哲学に対するやさしくも熱い情熱を感じました。わかりやすく丁寧で哲学を初めて学ぶひとにもおすすめ。2016/04/24
あしくら
0
哲学者たちの言葉を分かりやすく日常に落とし込んでいて読みやすかった。もっと深く知りたい。2024/10/22
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