内容説明
事業に失敗したポールは夕日に染まる断崖の上に立ち、今にも飛び降りて人生に終止符を打とうとしていた。その瞬間、不思議な男レイフが現れて…主人公が恐怖心を克服し、勇気をもって人生を変えていく奇跡と感動の物語を通し、すべての人に役立つ「勇気と目標達成の原則」を伝えるベストセラー、待望の軽装版。
目次
１ レイフ（大切に思う気持ちが勇気の源。；恐怖は弱い心だけを攻撃する。強い心で立ち向かえば必ず勝てる。；ポジティブ・シンキングとは、実現すると信じて積極的に取り組むこと。；恐怖に屈服してはいけない。一歩でも下がれば、あとは落ちていくだけだ。；恐怖に名前をつければ、ただの問題になる。 ほか）
２ ポール（何かしようという気持ちを抑えることが大切なときもある。；自分に許可を与える。；情熱的に夢見て、理性的に考える。；逆境を受け入れれば、そこからいろいろなことが学べる。；障害が目に入るのは、目標から目を離したときだけだ。 ほか）
著者等紹介
タイ，ジョー［タイ，ジョー］ ［Ｔｙｅ，Ｊｏｅ］
アイオワ大学を卒業後、スタンフォード大学大学院でＭＢＡを取得。アイオワ大学で経営学およびマーケティングを教える。ビジネスや自己啓発に関する著書多数
桜田直美［サクラダナオミ］
翻訳家。早稲田大学第一文学部卒（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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感想・レビュー
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経緯
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文芸として見れば、序盤のあたりで時間が巻き戻されながら起こった事実が明らかになっていくところが面白いと思った。ところどころ言い回しが比喩的だったりするのも小説らしい点。しかし同時に自己啓発書のような役割も大きいのが特徴で、フィクションをもとに、勇気を持つにはどうしたら良いかを直接教えてくれるという、面白い発想だと思う。不思議なことが起こって主人公の考え方が変わる点や、経営とかお金の問題が絡む点はディケンズの「クリスマス・キャロル」に少し似ていると思う。章題の言葉を実現するのは難しいが、でも勇気をくれる本。2014/03/01
