内容説明
本書では、それぞれの業種や業界で、問題解決の新たなビジネスモデルを築こうとしている個人、企業、組織について見ていく。彼らは、自らの意志で小さな実験なイノベーションに着手する人や組織を必要な量だけ集め、社会全体を変えようとしている。新しいビジネスモデルを提唱する彼らは、世界に散らばっている英知や能力を、どうすれば結集できるか知っている。だから、世界的な企業や国家だけなく、地上に分散している市民や組織という生態系全体を動員することができるのだ。
目次
1 ウィキノミクスからマクロウィキノミクスへ(世界中の厄介な問題は、再起動できる;あらゆる知がつながる時代に、守るべき五つの法則)
2 経済の土台を見つめ直す(「だれでも銀行」になれる社会;イノベーションのヒントは、いつも外ある)
3 地球を救う新産業革命(コラボレーションで緑の地球を取り戻す;代替エネルギー経済は、ウィキノミクスで実現する;二一世紀の移動は、相乗りが基本になる)
4 知の下剋上が始まる(大学よ、さようなら;ソーシャルネットワークが科学的発見を牽引する;患者コミュニティの台頭が医療を進化させる)
5 誰でもメディアの生き残り競争(新聞なき後のジャーナリズムは、誰が担うのか;音楽業界がマスコラボを先取りする;テレビと映画の明るい未来)
6 公共の場を再構築する(集合知で行政に付加価値を与える;市民が監察官となる日;グローバルな問題の解決―国境を越えて)
7 ウィキノミクスは広がる(改革のための基本原則;頭脳共有時代のリーダーシップ)
著者等紹介
タプスコット,ドン[タプスコット,ドン] [Tapscott,Don]
コンサルタント。シンクタンクMoxie Insightの会長を務め、カナダのトロント大学で教鞭もとる。長年にわたり情報技術がビジネスや社会、政治に与える影響を研究してきた。Thinkers50(最も影響力のある経営思想家トップ50人のランキング)にも選出されている
ウィリアムズ,アンソニー・D.[ウィリアムズ,アンソニーD.] [Williams,Anthony D.]
Lisbon Council(シンクタンク)上席研究員、トロント大学Munk School of Global Affairs客員研究員
夏目大[ナツメダイ]
1966年大阪府生まれ。同志社大学文学部卒業。大手メーカーにSEとして勤務後、翻訳家に。現在、翻訳学校フェロー・アカデミーの講師も務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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柳田
人生ゴルディアス
yasu7777
Kenji Ogawa
ごろー