内容説明
この本は、わたしのこの数年間の「有名人になる」という不思議な体験について、当事者の視点からまとめたものです。どうやったら有名人になれるのか、そのとき得られるものは何か、失うものは何か。わたしの記憶が新しいうちに、正直に、赤裸々に、事実をまとめました。なってみたい方、知りたい方の参考になることを目指しました。
目次
第1章 有名人になるということ そのメリットとデメリット(有名人になることの直接的な金銭メリットは思ったほどは大きくない。プライバシーの侵害にちょうど見合うか、見合わないか程度;なんといっても大きいのは、人脈のひろがりによるチャンスのひろがり。これを生かせないと、有名人になったメリットはほとんどない;大きなデメリットのひとつは、「衆人環視の中」で生きるということ;最大のデメリットは、見知らぬ人たちから批判され攻撃されることを「日常」と考えなければいけないこと;発言力がつき、やろうと思ったこと、考えたこと、目指すことができやすくなる。それは有名人であることが信用につながっているからである)
第2章 有名人になる方法(有名人になる五つのステップ;有名になるために、メンタル面で必要な三つのポイント)
第3章 有名人をつくる人たち(「有名人」はビジネスになる;有名人ビジネスのヒット率は決して高くないが、当たると大きい;「有名人であること」は「ビッグな自分という勘違い」と「『有名な自分』依存症」を招く;有名人を応援するファンとの関係;アンチファンという人たち;有名人は利用するのか、利用されるのか)
第4章 「終わコン」 有名人としてのブームが終わるとき(「有名になる」ことの本質を知らなかったわたしの過信と勘違い;ブームは、せいぜい一~二年しか続かない;「終わコン」と言われはじめたときにどうするのか?;連載やレギュラー仕事の効用と危険性;「終わコン」と言われないための工夫;妬みを買う有名人と買わない有名人;有名人は「ふつうの女の子」に戻れるのか?;ある時期に「有名人」だったという過去は二度と消せない)
著者等紹介
勝間和代[カツマカズヨ]
1968年東京都生まれ。経済評論家。現在、株式会社「監査と分析」取締役、内閣府男女共同参画会議議員、中央大学ビジネススクール客員教授。早稲田大学大学院ファイナンス研究科、慶応義塾大学商学部卒業。アーサー・アンダーセン、マッキンゼー、JPモルガンを経て独立。少子化、雇用、ワークライフバランス、ITを活用した個人の生産性向上など、幅広い分野で発言を続けている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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