ディスカヴァー携書<br> テレビは生き残れるのか―映像メディアは新しい地平へ向かう

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ディスカヴァー携書
テレビは生き残れるのか―映像メディアは新しい地平へ向かう

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  • サイズ 新書判/ページ数 287p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784799310359
  • NDC分類 699.21
  • Cコード C0236

内容説明

地上アナログ放送停波、広告費激減、ソーシャルメディアの台頭、スマートTV登場etc.これらは日本のテレビや映画をどう変えるのか?―財務的な源泉であった広告収入に頼れなくなる今後、日本の映像ビジネスはどうなっていくのか。スマートフォンやタブレット端末の登場は映像コンテンツの流れをどう変えるか。ソーシャルメディアの台頭によって私たちのメディアとの接し方は変わるのか。コンテンツを生みだしてきた“クリエイター”はどこへいくのか。メディアビジネスを熟知する気鋭のブロガーによる、渾身の論考。

目次

第1章 映像ビジネスはビジネスだったか
第2章 20世紀は映像メディアの世紀だった
第3章 ソーシャルとスマートデバイスが映像ビジネスを変える
第4章 ミドルメディア時代の映像ビジネス
第5章 ソーシャルクリエイティブとでも呼ぶべきもの
終章 テレビはこれから生き残れるのか

著者等紹介

境治[サカイオサム]
メディア・ストラテジスト。1987年、東京大学を卒業し、広告代理店I&S(現ISBBDO)に入社してコピーライターとなる。92年、TCC(東京コピーライターズクラブ)新人賞を受賞。93年からフリーランスとなりテレビCMからポスターまで幅広く広告制作に携わる。06年、映像制作会社ロボットに経営企画室長として入社。11年7月からは株式会社ビデオプロモーションで企画推進部長としてメディア開発に取り組む(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

レモン

38
10年程前のアナログ放送終了前後に書かれた本書。刊行年を知らずに読み始めたので、もう少し最近の本を読みたかった。テレビはソーシャルメディアと上手く連携したならば、生き残っていくだろうとのこと。テレビに限らずどの業界も、新しいものを敬遠し変革を嫌がる上層部を説き伏せるのが大変なのだろう。映画の興行収入は莫大な額なのでさぞ儲かっているんだろうなと思っていたが、そうでもない映画が大半であることに驚いた。2022/02/10

おさむ

26
ブックオフで108円で購入。7年前の地上波のデジタル化のタイミングで出た新書。広告代理店の人だけあって、フレーズの使い方が巧み。ソーシャルメディアがマスメディアの存在を脅かし、情報の伝達経路がテレビ➕ソーシャルになる、との予言は見事に的中してます。今やテレビとソーシャルメディアは互いに引用、反応しあい、情報を拡散させていく。今後どこまでテレビの存在感が下がっていくのか。テレビが生き残れるかという問いの答えはその下げ止まり具合にあるような気がしました。2018/07/09

西澤 隆

3
Netflix上陸直後の「拡張するテレビ」からさらにひと時代遡る地デジ化前後のテレビ状況分析は、まず時間をかけて「日本のコンテンツ制作は結局広告費の一本足打法なので質や商売ではなく、純粋にいくら広告費が投下されるかに左右されるから独り立ちできるビジネスではない」ことを丁寧に説明する。それでもまだこの頃は、多くの人につながる最大のメディアとしてのテレビには力があった。にもかかわらず危機感を持つひとはちゃんといたのだなとあらためて思う。SNS本格普及直前ということもあり「ああずいぶん昔のことだなあ」と感じます2022/01/17

Shuhei Amaya

2
本書は、業界についてわかりやすく書かれており、著者の主張も明確に伝わる優れたコンテンツだと思います。私は概ね賛成、部分的にまったく違う意見を持っています。本筋から逸れますが、あとがきで、著者が「本書を出版するならディスカバー21さんで」と綴っていたのを読み、ウチの会社も、多くの著者が出版したい、と思っていただける出版社にならねば、そしてそういうアンテナを立てていないといかんなーと思った。2012/04/12

maito/まいと

1
東京国際ブックフェアで先行販売をゲットした1冊。タイトルでやや誤解を生みそうだが、内容はメディア論というより、その内容を生みだすクリエイティブ。・制作の内部に迫る意欲作。もちろん、なぜ現場は変わっていかないのか、という疑問にも近年のメディアの状況や課題・対策を交えて指摘されていて、論理構成も非常にわかりやすい。一部の技術職以外の人たちにもコンテンツを生み出せる土壌があるのだから、もっとクリエイティブしようよ、という前向きなメッセージも感じられて後味もさわやか(笑)オススメです☆2011/07/13

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