出版社内容情報
「睡眠=脳のメンテナンス」。これは「熟睡」することでのみ可能なのです。スマホ依存、脳過労、睡眠負債で眠りの質が低下すると脳はゴミ屋敷状態となり年齢にかかわらずうつや認知症の引き金に!本書で熟睡習慣を。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
よっち
36
スマホ依存、脳過労、睡眠負債で眠りの質が低下すると、脳がゴミ屋敷状態となり年齢にかかわらずうつや認知症の引き金になってしまう。脳のメンテナンスとなる睡眠でいかに熟睡習慣をつけるかを説いた一冊。日々の睡眠不足はもの忘れの原因となったり脳を疲弊させていて、良い睡眠が脳をメンテナンスして、認知症を予防することにも繋がる。脳に負担が大きいスマホ依存の軽減方法や、様々な不調に繋がる睡眠負債の減らし方なども解説していて、薬に頼らずにぐっすり眠る方法だけでなく、睡眠外来の薬物療法についても触れられていて良かったですね。2023/11/04
油すまし
27
生活習慣を変えれば睡眠が変わる。睡眠が変われば脳が変わる。脳が変われば、人生が変わる。人生が変われば世界が変わる。熟睡習慣、知ってるつもりでいて忘れていたのに気付かされる。起床したら太陽の光を浴びる。14〜16時間後にメラトニンのスイッチが入る。脳の松果体から分泌されるホルモンのメラトニンは体内時計に働きかけて、自然な眠りを誘う。メラトニンは加齢とともに減る。夜間のスマホはよくないのもわかっていてもつい見がち。睡眠の質を整えるGABA、不安やイライラを取り除いて睡眠へと導き、睡眠の質を高め、血圧を下げる。2024/11/28
九曜紋
13
若い頃に心身のバランスを崩して以来、薬に頼りながらなんとか睡眠を取ってきた。しかし年齢を重ね、薬に頼ることが認知症の原因になりうるとの言説も耳にし、不安に思っていたところだった。結論から言うと、睡眠負債に繋がる睡眠不足を放置することのほうが、認知症を招く危険性が高く、薬の力を借りてでも熟睡することが大切だとのこと。また、薬の使用が認知症を招く明確かつ十分なエビデンスはなく、医師の指示のもと適切に使用すれば危険性はないと知り安心した。ただ、以前には存在しなかったスマホという新たな危険因子には注意しなくては。2023/11/08
コピスス
8
現代はスマホなど情報過多の状態。睡眠は脳内のゴミを処理してくれる時間だが、良質な睡眠が取れないと処理しきれなかったゴミが蓄積され、認知症などの発症リスクが高まる。良質な睡眠とは時間ではなく熟睡感。私はもともと中途覚醒しやすい性質なので、よい睡眠がとれるような環境を作っていかなければと感じた。2025/02/01
ちびたぬき
7
序章から第5章まで6つの章に分けて書かれています。 第3章まではとにかく脅されます。日本人は睡眠時間が平均して少ない。少ないと恐ろしいことになるよ。スマホ脳や脳疲労が蓄積すると将来的にもっと悲惨な目に遭うよ。その解決方法を第4章と第5章で説明されていますが、第4章は睡眠薬の紹介なのです。病院行くほどかなあと悩みます。第5章を読むと食生活の改善。まずはこちらからかなあ。最近睡眠優先で時間を使っているつもりだったけど、まだまだ足りていないこともわかったので、とりあえず寝る前にスマホを触るのをやめてみます。2024/04/25