出版社内容情報
あなたの話す・書く英語は、ネイティブ・スピーカーに正しく伝わっていますか? 残念ながら、日本人の英語はネイティブはじめ世界の人々に、その内容を正しく理解させるどころか、誤解を生み出していることが多いのです。多くの人は、その理由を「正しい構文や文法を理解できていないから」と考えがちですが、大間違いです。筆者はハーバード大学に留学し、医師・研究者として世界中の人々と英語で交流したり、WHOなどの国際機関で活動したりするなかで、日本人が見落としている、英語に関する「3つのピットフォール(落とし穴)」の存在に気が付きました。すなわち、「日本語的な発想」、「冠詞の誤用」、書く英語に関しての「トピック文の欠如」です。本書では、この3つの落とし穴を回避し、学校で習った英文法から離れ、日本人特有の癖をなくして「英語らしい英語表現」を身につけるためのテクニックを紹介していきます。
内容説明
冠詞の誤用、日本語発想、トピック文の欠如、日本人が陥る「3つの落とし穴」を埋め、ネイティブに伝わる英語に!メール、会話、論文、プレゼン、SNSで使える即戦力フレーズが満載!
目次
1 なぜ日本人英語は誤解されるのか?―日本人英語の三大落とし穴(誤解される日本人英語;「日本人特有の落とし穴」をいっしょに埋めていきましょう)
2 「英語らしい英語」を使いこなす(日本人が好みがちな、不自然な言い方・書き方)
3 ニュアンスの違いにこだわる―具体的な注意点とコツ(英語らしい表現法、より英語らしくするワザ)
4 メモ、メール、プレゼン…伝わる英語の実践(誤解なくより伝わる英語への道;punctuation―英語の表記法 ほか)
著者等紹介
左門新[サモンアラタ]
国立大学医学部卒。医学博士・公衆衛生学修士・疫学修士。小児科専門医。産業医。サンケイ・スカラシップ奨学金にて米ハーバード大学院修了後、ブリティッシュ・カウンシル奨学金にて英バーミンガム大学研究員。都立産院、神奈川県保健所、厚生省等に勤務後、自治医科大学講師、産業医科大学教授、国立小児病院研究所室長などを経て、現在、健診に従事。この間、世界小児科学会の日本開催事務局長や世界保健機関(WHO)の専門委員も務め、多くの国際共同研究にも参画し、世界中の医学関係者との交流を経験。大学では米国で速読講座、英国留学中に科学論文執筆講座を履修。日本では国際機関へ派遣する人材育成のための外務省後援・津田塾大主催の国際機関人事センター夜間クラスで、英語での交渉や英文ライティングなどのアウトプット術を3年半受講し修了証書を得た。国内外医学誌で英文論文を数十編執筆しているほか、英文書籍も執筆(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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