出版社内容情報
独裁者は「もはや」いないのに、
戦争は「まだ」終わらない。
1945年4月30日、「一人の総統」といわれた男の突然の退場により時代の歯車が動きだす。
首都が陥落し、降伏への交渉が多方面の水面下ですすむ一方で、ある町では大量自殺が発生。
高官の逮捕と地下潜伏、その後のナチ狩り、同時多発で横行する報復的暴行や暴力的な追放、
強姦事件、「死の行進」など……激動の瞬間を、500人を超える登場人物とともに追体験する。
多くの日記や伝記、手紙や証言から知る、崩壊と始動の歴史的瞬間
強勢を誇った一つの国家が破滅に向かっていくさなか、
その渦中に生きた人々は、どう考え、どう行動したか。
日ごと刻一刻と変化する時代の断面を活写する本書は、
いま世界で進行中の惨劇をも彷彿とさせずにおかない。
内容説明
多くの日記や伝記、手紙や証言から知る、崩壊と始動の歴史的瞬間。1945年4月30日、「一人の総統」といわれた男の突然の退場により時代の歯車が動きだす。首都が陥落し、降伏への交渉が多方面の水面下ですすむ一方で、ある町では大量自殺が発生。高官の逮捕と地下潜伏、その後のナチ狩り、同時多発で横行する報復的暴行や暴力的な追放、強姦事件、「死の行進」など…激動の瞬間を、500人を超える登場人物とともに追体験する。
目次
プロローグ 一九四五年四月三〇日
1 一九四五年五月一日
2 一九四五年五月二日
3 一九四五年五月三日
4 一九四五年五月四日
5 一九四五年五月五日
6 一九四五年五月六日
7 一九四五年五月七日
8 一九四五年五月八日
著者等紹介
ウルリヒ,フォルカー[ウルリヒ,フォルカー] [Ullrich,Volker]
ドイツの歴史家。1990年から2009年まで、ハンブルクに本拠を置く全国週刊紙“Die Zeit”で政治関連書籍部門担当。影響力のある歴史書を数多く出版し、なかでも“Die nerv¨ose Grossmacht.Aufstieg und Unter gang des deutschen Kaiserreichs 1871‐1918”や伝記“Adolf Hitler”は複数の言語に翻訳された。1992年にアルフレート・ケル賞受賞。2008年にイエナ大学から名誉博士号
松永美穂[マツナガミホ]
愛知県生まれ。東京大学大学院人文科学研究科博士課程単位取得満期退学。ドイツ学術交流会奨学生としてハンブルク大学に留学。現在、早稲田大学文学学術院教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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