出版社内容情報
注意しても「はーい」と返事だけ。あるいは、あからさまにイヤな顔をして「わかってる!」と逆ギレ…。
どうすれば、右から左へ抜けてしまう親の言葉を、子どもの中にとどめておくことができるのか?
親が注意しなくても、子どもが自ら動くようになるアプローチのコツとは何か?
「声かけ」と聞くと、大人はかける言葉のほうに注目しがちですが、実際には、子どもの心に届く声かけができている人というのは、「子どもの話を聞く」「子どもの様子を見る」ことに9割の力を使っています。
子どもをしっかりと観察したうえで、残りの1割で言葉を選んでいるのです。
ですから親御さんが知っておくといいのは「伝わるフレーズ」そのものではなく、「子どもの事情」であり、ひいては、その事情を理解できるようになるための「見守り方」です。
本書では、6000組以上のご家庭の様子を見聞きしてきた著者が、言うことを聞かせることができなくて日々悩み、自分の子育てに自信を失いがちな親御さん(特に母親)に向けて、子どもの事情をくみ取ることができるようになる「知識」と、適切な関わりができるようになる「技術」をお伝えします。
「こういうときはこう言えばいい」という表面的な言い換え方法ではなく、子育ての本質に基づいた声がけポイントがよくわかる1冊。
内容説明
言葉がけは「聞く」「見る」が9割。言葉や態度の裏にある「子どもの事情」に寄り添えば、子ども本来の力を引き出す言葉が自然と出てくるようになります!
目次
第1章 どうして聞いてくれないの?子どもが親の話を聞かない理由(どうして言うことを聞いてくれないの?;子どもにも事情がある ほか)
第2章 ついつい言ってしまう…子どものやる気を失わせる親の7大セリフ(「NGワード」は親の気持ちが正しく伝わらない言葉;親が時間に追われているとき―NGワード「早くしなさい!」「時間だよ!」 ほか)
第3章 こんなときどうしたらいい?親の悩みの裏にある「子どもの事情」と解決法(年齢に応じて悩みも必要な言葉がけも変わります;どうしてやってくれないの?1 注意しても言うことを聞いてくれない ほか)
第4章 イライラ・モヤモヤが減る!子どもが笑顔で動き出す親の習慣(声をかけていいタイミングを子どもに聞く;「どうすればできるか」を子どもと一緒に考える ほか)
第5章 頑張らなくても大丈夫!親の自信を取り戻すヒント(言葉がけの本で「親の自信」についてお話しする理由;「今の自分でいいじゃない」のマインドを持つ ほか)
著者等紹介
小川大介[オガワダイスケ]
教育家。見守る子育て研究所所長。1973年生まれ。京都大学法学部卒業。学生時代から大手受験予備校、大手進学塾で看板講師として活躍後、社会人プロ講師によるコーチング主体の中学受験専門個別指導塾を創設。子どもそれぞれの持ち味を瞬時に見抜き、本人の強みを生かして短期間の成績向上を実現する独自ノウハウを確立する。塾運営を後進に譲った後は、教育家として講演、人材育成、文筆業と多方面で活動している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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