若い読者のための文学史

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若い読者のための文学史

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  • サイズ A5判/ページ数 373p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784799109410
  • NDC分類 902
  • Cコード C0030

出版社内容情報

若い読者のために書かれた文学史。網羅的ではないが、古代から現代、そして未来へと文学全体を見渡すことによって、読者が自ら積極的に文学を楽しむ姿勢を持つことを促す本である。ホメロス、チョーサー、シェイスクピア、ディケンズ、ブロンテ姉妹、オーウェル、カフカ、村上春樹など、およそ100名もの作家とその著作に光を当て、その時代や思惑を読み解いていく。聖書、『ロビンソン・クルーソー』、『指輪物語』、『高慢と偏見』、『1Q84』など、おなじみの作品も盛りだくさん。一方で、舞台や映像化、著作権、ベストセラーや賞、電子書籍など、商業面の発展にも言及し、人と文学との関わり方の変化も考察している。

内容説明

なぜ私たちはここにいて、どう生きればいいのか。あらゆる文学が、作家が見出した真実を答えとして提示する。ホメロス、チョーサー、シェイクスピア、ディケンズ、オースティン、エリオット、オーウェル、カフカ、村上春樹、J・K・ローリング―。本書では、社会に衝撃を与え、商業的に成功し、後世の書棚に残った魅力的な作品を、たっぷりの情報とともに面白く語り尽くす。

目次

文学とは何か(C.S.ルイス/ディケンズ)
すてきなはじまり―神話(ホメロス/キーツ/ハーディ)
国民のために書く―叙事詩(ホメロス)
人間であること―悲劇(アイスキュロス/ソフォクレス/エウリピデス)
イングランドの話―チョーサー(チョーサー/ガウェイン詩人)
街頭演劇―ミステリー劇(『第二の羊飼いの劇』作者)
詩聖―シェイクスピア(シェイクスピア)
本のなかの本―欽定訳聖書(ティンダル)
縛られぬ心―形而上詩人(ダン/ハーバート)
国民の興隆―ミルトンとスペンサー(ミルトン/スペンサー)〔ほか〕

著者等紹介

サザーランド,ジョン[サザーランド,ジョン] [Sutherland,John]
1938年生まれ。レスター大学を卒業後、エディンバラ大学で博士号を取得。ユニバーシティ・カレッジ・ロンドンの現代英文学名誉教授。世界中の大学で教鞭をとり、著名な作家、文学評論家でもある。2005年にはブッカー賞の審査委員長を務めている。ロンドン在住

河合祥一郎[カワイショウイチロウ]
1960年生まれ。東京大学及びケンブリッジ大学より博士号を取得。東京大学大学院総合文化研究科教授。専門はシェイクスピア。著書に第23回サントリー学芸賞受賞の『ハムレットは太っていた!』(白水社)などがある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Sam

50
「若い読者のための」シリーズ。「経済学史」がいい本だったので読んでみたが、本書も(若くなくても)ちゃんと楽しめて勉強にもなる良書だった。何といっても肩肘張らず筆者自らが楽しみながらに書いているところがよい。決して網羅的ではないが一応「文学史」なので神話や叙事詩から説きシェイクスピアを始めとした大作家たちが取り上げられていくが、こうした作家論や時代を代表する主義・思潮のみならず、出版・著作権や検閲、ベストセラーや乱立する文学賞の功罪といったテーマにも触れている。なお、日本人作家としては唯一村上春樹が登場。2021/10/03

ともっこ

20
海外文学好きなら堪らなくわくわくさせられる。 最初から通読するもよし、自分が気になっている本や作家を索引からピックアップしその前後を読む読み方でも楽しい。 「何を読むかは人生の大問題だ」2021/05/27

あきあかね

19
 神話や叙事詩といった文学の萌芽から村上春樹のような現代の作家、電子書籍の台頭まで一冊で文学の歴史を俯瞰する。ただ生きるだけでなく、心を豊かにする物語をどの時代の人びとも求め続けてきたのだと思うと、なんだか安らぎを覚える。 著者の出身のイギリス文学のウェートが大きいが、本書は作家や作品の細かな知識よりも、一生をかけても読みきれない文学の海を前にして、その航海を愉しむための姿勢、道標を伝えることに主眼があるので、どの作家や作品が取り上げられるかはさして重要ではないだろう。⇒2022/09/18

アヴォカド

13
お話のような語り口で、楽しく読める。(訳者あとがきにもあるように)確かに、え?サマセット・モームはなし?とか、アフリカは?韓国は?とかもあるが、ホメロスからファンフィクションや電子書籍まで触れてるのだから、多少の荒さは致し方ない。読みたい本、再読したい本がまた増える罪な本ではある。2021/03/07

れなち

11
「文学史」なんて途方もなさそうなテーマだけど、主に英文学、とくにイギリスに焦点を絞ることで視界がクリアになっている。筆致は極めてライトで、時系列に沿いつつも話題別の構成になっているので、リラックスして英文学の世界に親しめた。英文学の歴史は源氏物語や徒然草の伝統がある日本とはずいぶん異なっていて、小説よりも詩や演劇に重きを置いている印象。さすがシェイクスピアの国というか。作品からの引用が多いのは単なる読書好きの私にはうれしいところ。古い英詩を、韻を踏みつつ現代日本語訳する訳者の仕事もすごいと思った。2021/07/10

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