内容説明
万物の真実を探求する科学者たちの色あせない功績。作物を育て、数を数え、暦をつくり、病気や怪我を手当てする。古代、「呪術・宗教・技術」と渾然一体だった科学はやがて洗練され、数多くの新しい発見と理論が生まれた。地動説、血液循環、元素記号、恐竜、エンジン、放射能、大陸移動説、類人猿、ペニシリン、ヒトゲノム計画、ヒッグス粒子―。数千年にわたって築かれてきた、広大な科学の世界を案内する本。
目次
はじまり
針と数
原子と空虚
医学の父―ヒポクラテス
“知者たちのマエストロ”―アリストテレス
皇帝の侍医―ガレノス
イスラムの科学
暗黒を抜け出て
賢者の石を探し求めて
人体の解明〔ほか〕
著者等紹介
バイナム,ウィリアム・F.[バイナム,ウィリアムF.] [Bynum,William F.]
1943年生まれ。イギリスの医学史家。イェール大学、ケンブリッジ大学を経て、ロンドン大学ウェルカム医学史研究所の所長を務める。ユニバーシティ・カレッジ・ロンドン名誉教授。ロンドン王立内科医協会フェロー。英国、サフォーク在住(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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夜長月🌙新潮部
70
科学には歴史があります。間違えた仮説から徐々に洗練され真実に行き着きます。また突如として革命的な新説で常識が覆されることもあります。さて、私たちは最終的な真実の上澄みだけを知って事足れりとしてよいのでしょうか。今の教科書はまさに真実の上澄みです。しかし、公式だけを丸暗記するよりもその公式の成り立ちを正しく理解することの方が実は大切ではないでしょうか。ニュートンの言葉どおり私たちは先人の肩の上に乗ることでようやく遠くを眺めることができるのです。2022/06/12
NorthVillageHRE
0
わかりやすいが、かなり教科書的。クイズにも使えそうなネタはいろいろと拾えてよかった。2022/06/15
やまうち
0
⭐︎112022/02/11
mashi
0
面白かった。2020/12/01