出版社内容情報
セーラームーン世代は、ズバリ今の「アラサー」の女性たちです。本書では、彼女たちが、何を見、何を聞き、どんなふうに考えて育ってきたのかを、セーラームーンを軸にして読み解いていきます。仕事観も、思想も、恋も、すべてにおいて多大な影響を受けた「セーラームーン」。歯に衣着せぬ著者独特の文体で、アナタを丸裸に。新しい自分を発見できるチャンスです!?
内容説明
アラサー女子は、なぜこれほどまでに、欲張りで、自由奔放で、ワガママなのか?それは、言わずと知れた不朽の名作『美少女戦士セーラームーン』に隠されていた―。「女子トーク」と「セーラームーン」をこよなく愛するアラフォー男子の「新・女子論」ここに解禁!
目次
第1章 「セーラームーン世代」とは何か
第2章 セーラームーン世代は何と戦っているのか
インターバル セーラームーン世代のアンセムとしてのエンディング曲
第3章 セーラーチームの女性観とチーム力
第4章 “月野うさぎ”という1990年代女児のロールモデル
第5章 『セーラームーン』の時代
第6章 セーラームーン世代の恋とセックスとジェンダー
著者等紹介
稲田豊史[イナダトヨシ]
編集者/ライター。キネマ旬報社でDVD業界誌編集長、書籍編集者を経て2013年にフリーランスとなる。「サイゾー」「アニメビジエンス」ほかで執筆中。映画、藤子・F・不二雄、90年代文化、女子論が得意(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
1 ~ 1件/全1件
- 評価
京都と医療と人権の本棚
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ユカ
49
著者がセーラームーンを好きすぎる(笑)。とてもおもしろかったです。著者の言葉の選び方も愉快でした。この本ではセーラームーン世代の上がナウシカ世代とされていますが、わたしはちょうどその谷間かも。ドラえもんやドラゴンボールなどの少年漫画に育ててもらった世代。なのであまりピンときませんが、セーラームーン世代には大きな期待をしたくなる。周りのアラサーちゃんが全員、この世代の特徴にあてはまるわけでは全然ないけれど。子どものころにセーラームーンが大好きだった人や、大人だったけど大好きだった人の感想を聞きたいです。2016/08/31
佐島楓
38
社会とのすり合わせの中で「自分らしくかわいく」あるにはどうすればいいか、という戦いに身をさらしているのがこの世代の女性ではないかと思う。2015/07/10
せ〜ちゃん
36
★★★★ 読み放題♡ 面白かった!2017/07/09
亜希
34
”セーラームーン世代”とは1982〜93年生まれ、2015年現在で28歳前後の、特にアラサーと呼ばれる女性たちを指すそうで。ドンピシャかつセーラームーンを崇拝している身としては、かなり面白かったです。所々こじつけ感の強い論説もあるけれど(特に後半)、セーラームーン好きならなるほどなーと納得できる話も多く、たまに辛辣なツッコミもあり、ニヤニヤしながら読んでしまいました。とにかく知識量が半端ない、これは相当ファンだなと思ったら、著者が男性でビックリ。久しぶりにアニメを観たくなりました。2015/08/07
ゆき
28
セーラームーン世代ドンピシャなので、面白かったです。こんなキャラクターいたなとかこんなセリフあったなぁとか懐かしかったです。2017/12/29
-
- 和書
- だれも知らない時間