内容説明
漢字のつかい方が今よりはるかに自由だった時代の名作に登場する漢字は現代人が読めないものばかり。明治の文豪たちが奔放につづった、ユニークすぎる漢字表記に“たっぷり、どっぷり”つかる全二百問。
目次
第1部 漱石作品の漢字表記を味わう―漱石先生、その漢字の読み、頓と見当がつかんぞなもし。
第2部 鴎外作品の漢字表記を味わう―森軍医殿、その漢字の読み、味わい深くて眩暈がします。
第3部 近代黎明期の漢字表記を味わう―諭吉、逍遙、そして新聞など、漢字が「自由」だった時代。
第4部 明治中期の漢字表記を味わう―一葉、紅葉、藤村、蘆花、涙香らの名文・名調子を支えた難読漢字たち。
第5部 明治後期の漢字表記を味わう―上田敏、二葉亭四迷、花袋、荷風など、時代と共に収斂していく難読漢字たち。
第6部 白秋作品の漢字表記を味わう―近代詩に新風を送り込んだ巨匠の、異国情緒あふれる難読漢字の数々。
著者等紹介
今野真二[コンノシンジ]
昭和33(1958)年、神奈川県鎌倉市生まれ。昭和57(1982)年、早稲田大学第一文学部日本語日本文学科卒。昭和61(1986)年、同大学院博士課程後期退学。松蔭女子短期大学講師、助教授、高知大学助教授を経て、平成11(1999)年、清泉女子大学文学部助教授。現在、同大教授。日本語学専攻。平成14(2002)年、『仮名表記論攷』(清文堂出版刊)で第三十回「金田一京助博士記念賞」受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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