聞け!是清の警告―アベノミクスが学ぶべき「出口」の教訓

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聞け!是清の警告―アベノミクスが学ぶべき「出口」の教訓

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  • サイズ B6判/ページ数 223p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784799102619
  • NDC分類 338.3
  • Cコード C0030

内容説明

デフレ脱却、大胆な金融緩和、円安・株高…共通する2つの政策。歴史を紐解くことで見えてくる「リフレ」の結末。金融緩和がもたらす副作用、失われた財政規律、出口戦略の失敗…高橋財政をなぞるだけでは、日本経済は復活できない!

目次

第1章 アベノミクスと高橋財政、共通する時代背景(アベノミクスが模範とした高橋財政;高橋是清とその時代の状況;震災、金融危機…酷似する時代状況)
第2章 高橋財政の成功と挫折(高橋財政の背景にあった金本位制;高橋財政とはどのような政策だったのか;高橋財政で成功したこととは;財政規律が失われるリスク;高橋財政とアベノミクスはどこが同じか)
第3章 高橋財政はアベノミクスでも通用するのか(動きだしたら止められないアベノミクスの金融政策;日銀の異次元緩和の問題点;国債の動きがアベノミクスのキモになる;日銀は出口戦略を示すことができるのか;海外は日本の経済政策を懸念?ある程度黙認?)
第4章 高橋財政からアベノミクスが学ぶべき教訓(規律を失った財政の暴走は止められない;アベノミクスに求められる成長戦略;出口戦略の有無が成否をわける)

著者等紹介

久保田博幸[クボタヒロユキ]
1958年、神奈川県生まれ。慶応義塾大学法学部卒。証券会社の債券部で14年間、国債を中心とする債券ディーリング業務に従事する傍ら、1996年に債券市場のホームページの草分けとなった「債券ディーリングルーム」を開設。専門は日本の債券市場の分析。特に日本国債の動向や日銀の金融政策について詳しい。現在、金融アナリストとしてQUICKなどにコラムを配信している。日本アナリスト協会検定会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

メタボン

7
☆☆☆★ 第3の矢である成長戦略が重要。少し方向性が見えてきたような気がするが、民間の活力をどう生かすのかという具体策は、まだまだこれから。まだ始まったばかりのアベノミクスだが、副作用も考慮し出口戦略を準備しておくべきという筆者の主張は頭に置いておくべき。財政面については、税収が上振れするという予想も出てきており、良い方向に向かっていると思う。年末に向けての法人税減税の議論、そして2015年10月の消費税10%が、今後注目していく課題。2014/07/08

Yoritoku Nakagawa

2
歴史に学ぶことは大変重要なことだと思う。その際、時代背景を今とどう比較するかがポイントになると思うが、そこにバラバラの意見が出てくるから迷うことになる。2013/09/11

みうら

0
高橋是清の財政政策とアベノミクスとを比較して何が同じで何が異なるのか、またその政策のメリットデメリットを論じたもの。出口戦略どのようにするつもりなのか。反リフレ派の著者であるため、今後はリフレ派の書籍も読んでみたい。2021/09/23

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