内容説明
デフレ脱却、大胆な金融緩和、円安・株高…共通する2つの政策。歴史を紐解くことで見えてくる「リフレ」の結末。金融緩和がもたらす副作用、失われた財政規律、出口戦略の失敗…高橋財政をなぞるだけでは、日本経済は復活できない!
目次
第1章 アベノミクスと高橋財政、共通する時代背景(アベノミクスが模範とした高橋財政;高橋是清とその時代の状況;震災、金融危機…酷似する時代状況)
第2章 高橋財政の成功と挫折(高橋財政の背景にあった金本位制;高橋財政とはどのような政策だったのか;高橋財政で成功したこととは;財政規律が失われるリスク;高橋財政とアベノミクスはどこが同じか)
第3章 高橋財政はアベノミクスでも通用するのか(動きだしたら止められないアベノミクスの金融政策;日銀の異次元緩和の問題点;国債の動きがアベノミクスのキモになる;日銀は出口戦略を示すことができるのか;海外は日本の経済政策を懸念?ある程度黙認?)
第4章 高橋財政からアベノミクスが学ぶべき教訓(規律を失った財政の暴走は止められない;アベノミクスに求められる成長戦略;出口戦略の有無が成否をわける)
著者等紹介
久保田博幸[クボタヒロユキ]
1958年、神奈川県生まれ。慶応義塾大学法学部卒。証券会社の債券部で14年間、国債を中心とする債券ディーリング業務に従事する傍ら、1996年に債券市場のホームページの草分けとなった「債券ディーリングルーム」を開設。専門は日本の債券市場の分析。特に日本国債の動向や日銀の金融政策について詳しい。現在、金融アナリストとしてQUICKなどにコラムを配信している。日本アナリスト協会検定会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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Yoritoku Nakagawa
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