内容説明
物事は「最後の最後」が一番キケン。悟った顔をしたとき「成長オーラ」は出なくなる。長く続けたいなら「無理」はゼッタイするな。世の中を見る目が変わる39のヒント。大人のための新釈・徒然草。
目次
どんな平凡なことであれ、続けることは偉大だ。一日行動したら、誰でも一日分の偉大さが積み重なる
優越感があるから劣等感もある。優越感をなくすと、あら不思議、劣等感も消えてしまう
無理をしてまで形を整えることはない。アンバランスなくらいが美的でいい
少しさぼったからって、自分を責めたりしない。完璧にやり通すことなどできるはずがない、とゆるく考えよう
人は誰でも行き詰まる。そんなとき「古典」をのぞくと、思わぬエネルギーが得られるかも
恋の告白は早すぎても、遅すぎてもだめ。時間を取り違えるのは重大なミスとなる
恋のかけひきは難しい。飛びつきたいところを、ぐっと我慢した先に光が見える
凡人は偽善によって善を行えばそれで十分。わかったふりをしていると、わかるようになる
一日に一度は自分の背中に気を向けてごらん。顔の表情も変わってくるものだよ
落ち込んだとき何かを決めるのは後悔のもと。何かを決めるのは、少なくとも一日おいて〔ほか〕
著者等紹介
田村秀行[タムラヒデユキ]
1952年生まれ、東京都世田谷区育ち。元大手予備校講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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にゅ
3
優越願望の解消について書かれていると聞いて読んだが、確かに数行触れられてはいたものの、およそ記述らしい記述はなかった。他の内容についても、「多少人格者寄りの中高年サラリーマンが居酒屋で若手に説教垂れてる」様な印象で、どうにも、あえて書籍で読むレベルの内容ではないなと感じた。「年配者が流行語を使うと痛い」などの記述は、たしかに、「『激おこ~』とかほぼ死語になってるのに気付かず使いまくってるイタいオバサンたまにいるな」と多少笑えた。2020/10/10
tubaki
2
今でも通じる兼好さんのエッセイ「徒然草」。言い回しは古典ですが、田村さんによって、とても分かりやすくショゲナイ生き方を伝えてくれます。中でも、ドキッとしたのが、「1日に1度は自分の背中に気を向けてごらん」という項目。生きてて今まで一度も気にしていなかった事に驚きとこれからの自分は意識していきたいという気持ちが生まれました。確かに背中を意識すると顔つきが変わるような気がする。もう一つは、「地位や名誉を死後に残したって意味ないよ」の項目では、子育て指南に成る程~。2015/06/15
けん
1
田村先生の本だったので購入したが、よくよく考えてみれば、「別に氏の人生論が聞きたい訳ではなく、現代文の『田村式』の解法技術を改めて学び直したいのだ。」と、甚だ考え違いをしていたことに気付いた。また、単純に「徒然草」を解説したものが読みたいのなら、「ちくま文庫」から大伴名義で出ている方を読めばよいので、この本は不要かなと! ということで、これは「ブックオフ行き」に決定!2018/10/14