内容説明
「ランチェスター戦略」は、端的に言うと、「小」が「大」に勝つための戦略です。たとえ弱小企業や後発企業であっても、「差別化」「地域攻略」「時間効率」「情報分析」「組織のモラールアップ」等を念頭に置いて戦略を立てれば、十分勝機は見えてきます。あなたもこの戦略を実践・応用すれば、あらゆる「競争」に勝つことができます。
目次
プロローグ 今こそ「生き残るための戦略」が必要だ!
1 「ランチェスター戦略」の基本を知ろう
2 ランチェスター戦略を活用すれば、弱者にも勝機が見えてくる!
3 「市場占拠率」の理論と実践を学ぼう
4 弱者こそ求められる「地域戦略」
5 新たな分野にチャレンジする市場参入の心得とは?
6 「情報」を戦略に役立てる
7 成績が格段にアップする時間の使い方
8 新しい得意先を開拓する方法
9 モラールを高めて「攻撃力」を増大させる
著者等紹介
竹端隆司[タケハタタカシ]
1945年中国上海市生まれ。1968年明治大学文学部英米文学科卒業。(株)日本教育図書センター入社、(株)サンマーク情報システム代表取締役、(株)サンマーク出版代表取締役、(株)サンマーク代表取締役を経て、1998年(株)ファインテックを設立。代表取締役に就任。1988年日本ランチェスター協会(任意団体、のちに東京都管轄)を経て、1994年内閣府認証NPOランチェスター協会の設立に参加(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ツカモトカネユキ
2
2011年発行。数多くあるランチェスター戦略関連の本を読みやすくまとめています。発行当時のデフレからインフレへと動いている今に本書を読むと、時代の流れを感じます。戦略と戦術、市場シェアの取り方、弱者としての中小企業の勝負の在り方など、販売業を主軸において例を交えて説明されます。求めることによって、組み立て方を変えて色々と使えるかと思います。実感するために手近なものに置き換えて、具体的に組み立ててみようと思いました。2023/01/24
えのもと
2
社長がインタビューで語っていた「ランチェスター戦略」を詳しく知ろうと購入。今ではよく聞く「ニッチ」からスタートし(局地的な勝利を収め)、徐々に(点→線→面)範囲を拡大する。寡占の種類と射程範囲を知ることで追う・追われるの両側としての知識を付け、強者からのミートを避けつつに勢力範囲を広げていく過程。後半は弱者の戦法の1つ「接近戦=営業」を深堀り、具体的な方法論を提案。ランチェスター戦略では2位以下は全て弱者に定義されるため、まだまだ社長の目標は達成されていないことになる。2020/05/13
atsuto.
1
まずはざっくり読んでみた。 いまいち、これをどう実務に落とすかが見えていない。2019/04/21
よく読む
1
なんとなくわかった。戦争の戦略が日本に入ってビジネスに応用された。市場一位と二位はとるべき戦略が違う。上を目指し、下を叩く。ニッチなところで差別化する。上との直接対決はしない。二次対戦の日米の比較も多く参考になる。2017/03/31
ステファ
1
前半はどのように弱者が強者になるか。強者が強者でいつづけるのかという点で面白いと感じだが、中盤以降から途端につまらなくなってしまう。2014/09/22