出版社内容情報
労働市場史の未解明領域に切り込む―
戦後日本において原則禁止とされた労働者供給事業。その例外として制度化された労働組合による労働者供給(労組労供)は、労働市場の中でいかなる役割を果たしてきたのか。本書は、市場経済の理論構造、労働法制の形成と変容、労働運動の実践という三つの視覚を架橋し、労組労供の歴史的展開と制度的特質を総合的に解明する。自動車運転、港湾、建設、介護、ITなどの精緻な事例分析を通じて、その成果と限界、そして非正規労働問題などに対する可能性を理論的に提示する初の本格的研究書。
【目次】
はじめに
第1章 労働市場の経済原理と日本の特徴、および労組労供の意義と課題
第2章 労働組合による労働者供給と労働法
第3章 労働組合による労働者供給事業と日本の労働運動
第4章 労組労供の軌跡と展望
おわりに
用語解説/索引
内容説明
戦後労働市場史の未解明領域に切り込む―戦後日本において原則禁止とされた労働者供給事業。その例外として制度化された労働組合による労働者供給(労組労供)は、労働市場の中でいかなる役割を果たしてきたのか。本書は、市場経済の理論構造、労働法制の形成と変容、労働運動の実践という三つの視角を架橋し、労組労供の歴史的展開と制度的特質を総合的に解明する。自動車運転、港湾、建設、介護、ITなどの精緻な事例分析を通じて、その成果と限界、そして非正規労働問題などに対する可能性を理論的に提示する初の本格的研究書。
目次
第1章 労働市場の経済原理と日本の特徴、および労組労供の意義と課題(労働市場の経済原理と日本の特徴―労働力の取引を経済原理から考える;労働組合による労働者供給事業とは?;厚生労働省「労働者供給事業報告書」データに見る労組労供の概況;労組労供にはどのようなタイプがあるのか、その特徴と意義とは?;労組労供の抱える問題点、課題と可能性は何か?)
第2章 労働組合による労働者供給と労働法(労働者供給の展開とその禁止;労働省(厚労省)の見解にみる労働者供給概念の意義とその変遷
労働者供給をめぐる裁判例
労働組合による労働者供給をめぐる学説
労組労供の法的位置づけに向けて)
第3章 労働組合による労働者供給事業と日本の労働運動(労働組合による労働者供給事業;全港湾の労働者供給事業;労供労組協の活動;労働者派遣法制定後の雇用政策;ILOにおける職業紹介・雇用関係をめぐる議論;労組労供の課題と展望)
第4章 労組労供の軌跡と展望(労組労供の軌跡;考察と展望;おわりに)
著者等紹介
橋元秀一[ハシモトシュウイチ]
1955年、鹿児島県生まれ。横浜国立大学経済学部卒、東京大学大学院経済学研究科第二種博士課程修了。(財)労働科学研究所主任研究員を経て、1992年國學院大學経済学部専任講師、99年より2025年3月まで教授。現在、國學院大學名誉教授
武井寛[タケイヒロシ]
長野県生まれ。金沢大学法学部卒、名古屋大学大学院法学研究科博士課程単位取得退学。國學院大學教授、甲南大学教授を経て、龍谷大学法学部教授
伊藤彰信[イトウアキノブ]
1948年、東京都生まれ。1970年慶応義塾大学卒業。民間企業、地方公務員を経て、1975年全日本港湾労働組合(全港湾)中央本部書記局に入局。1994年書記次長、1998年書記長、2008年中央執行委員長を歴任し、2014年に退任。また、1984年に結成された労働者供給事業関連労働組合協議会の事務局次長となり、2000年に議長に就任し、2015年に退任
本田一成[ホンダカズナリ]
1965年生まれ。法政大学大学院修了(博士(経営学))。國學院大學を経て、武庫川女子大学経営学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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