日本を再生するボリュームゾーン教育―カギを握る偏差値50以下大学の躍進

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  • サイズ 46判/ページ数 144p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784798919225
  • NDC分類 377.21
  • Cコード C3037

内容説明

大学全入時代にある今日、大学は学生獲得のための生存競争ではなく、わが国の未来を担う人材育成のため一致団結しなければならない。特に偏差値50前後のボリュームゾーン大学は、全体が一体となった抜本的な改革が必要であり、実際に様々な取り組みがすでにスタートしている。世界と日本のすぐれた経験から熟成された新たな教育目標・新たなカリキュラム・新たな授業設計を共有し、成功体験が少なく自分に自信が持てない多くのボリュームゾーンに在籍する学生の再出発(リスタート)を支援する緊急提言。

目次

序章 本書の問題意識
第1章 偏差値とは?偏差値50以下の大学とは?
第2章 ボリュームゾーン学生の能力は大学で伸ばせる
第3章 学生を伸ばすために不可欠な教育目的・教育目標の明確化
第4章 すべての資源を教育目的・教育目標の実現のために
第5章 正課の授業以外も学生を伸ばす場として活用する
第6章 柔軟な組織が学生を育成する

著者等紹介

森朋子[モリトモコ]
桐蔭横浜大学学長、桐蔭学園小学校校長、桐蔭学園幼稚園顧問。ケルン大学哲学修士、大阪大学修士、大阪大学博士(言語文化学)。島根大学准教授、関西大学教授、桐蔭横浜大学副学長を経て2022年より現職

河本達毅[カワモトタツキ]
桐蔭横浜大学副学長・事務局長。東京大学大学院教育学研究科修士(教育学)、文部科学省高等教育局(大学教育改革、理工系人材育成等)、大阪経済大学(教務、IR等)、桐蔭横浜大学事務局長代理を経て2022年より現職

成田秀夫[ナリタヒデオ]
桐蔭横浜大学特任教授・学長特別補佐。中央大学大学院文学研究科博士後期課程満期退学(哲学修士)。河合塾講師・研究開発職、大正大学教授、山梨学院大学特任教授を経て2023年10月より現職

友野伸一郎[トモノシンイチロウ]
教育ジャーナリスト。東京外国語大学フランス語学科卒業。2006年より河合塾「大学教育調査プロジェクト」でアクティブラーニングやグローバル教育等の調査研究に従事(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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やす

1
高等教育におけるボリュームゾーン教育なるものを初めて知った。偏差値50くらいのボリュームゾーンは確かに多く、ともすれば遊ぶために進学しがちなその層をしっかりと伸ばすことは国にとってとても大事だと思った。 高校までで勉強が得意ではなかった子が多く、いかにして成功体験をもたらして大学の勉学に前向きに取り組んでもらうかが大事。2025/01/15

転天堂

0
日本の強みの一つである、母国語で高等教育が受けられるというメリットをより強化するには、進学率の向上した大学での教育方法を変えなければならない。ただその担い手となる筆者の言う「ボリュームゾーン大学」のあり方を早急に変えなければ、その強みは早晩消滅してしまうのではないか。そうした筆者たちの危機感が強く伝わってきた。2024/10/03

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