内容説明
大学職員という複雑な仕事を体系的に捉えた画期的研究!業務内容や雇用形態、昇進・異動などが複雑かつ多岐にわたる大学職員という特殊な職業には、常に臨機応変で時代に即した対応が求められている。職員たちがそこで培う経験もまた様々だ。大学規模によっても大きく異なるここでの多様な仕事経験についての体系的な研究は、大学改革が叫ばれる今日喫緊の研究課題としえる。米英との国際比較研究および質的・量的調査研究から大学職員の仕事経験を整理・類型化した、新たな時代の高等教育に必要な人材育成の方途を追究した「大学職員論」の新機軸となる研究!
目次
序章 大学職員の仕事経験に関する研究の意義
第1章 「大学職員論」の研究と実践の関係
第2章 大学組織の特性―大学職員の仕事経験との関係
第3章 米英におけるプロフェッショナル・スタッフの業務と雇用―大学職員の業務の国際比較
第4章 大学職員の人材育成方法―場と対象による類型化
第5章 リサーチ・クエスチョンと研究方法および実証的調査
第6章 量的調査結果―大学職員の業務と仕事への取り組み方
第7章 質的調査結果―大学職員の業務と仕事への取り組み方
終章 量的調査結果と質的調査結果の統合と考察
著者等紹介
大島英穂[オオシマヒデホ]
1956年長野県生まれ。1980年立命館大学法学部卒業。学校法人立命館職員として、教学部、研究部、国際部、立命館アジア太平洋大学事務局などで2017年度まで勤務。2019年立命館大学大学院経営管理研究科専門職学位課程修了。2023年立命館大学大学院経営学研究科博士課程後期課程修了。博士(経営学)。現在、エジプト日本科学技術大学(E‐JUST)の大学事務機能強化支援に従事(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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