内容説明
条約法研究の第一人者が日韓問題に条約法の観点から切り込む論文集。韓国の尹錫悦政権の誕生により、日韓関係に影を投げかけてきた歴史問題の克服に向けて、両国は協力を進めている。前政権では、両国の間に横たわる旧条約の効力問題や日韓請求権協定の解釈の相違が韓国大法院の徴用工判決に顕在化した。本書は、初版の構成を見直し、新たに第6部に「日韓問題と条約法」を設けた。さらに規範の洪水ともいうべき多数の条約締結によって生じている規範の抵触をどう解決すべきかという課題や、条約の留保に関する実行ガイドなど最新の条約法の問題を扱った信頼の第2版である。
目次
第1部 総論
第2部 条約の留保
第3部 条約の解釈
第4部 条約の無効
第5部 紛争解決
第6部 日韓問題と条約法
著者等紹介
坂元茂樹[サカモトシゲキ]
神戸大学名誉教授、法学博士(神戸大学)。一般財団法人国際法学会代表理事、国際人権法学会理事長、日本海洋政策学会会長、日本海洋法研究会会長、国連人権理事会諮問委員会委員、国連海洋法条約附属書7に基づく仲裁人、みなみまぐろ事件(豪州・NZ対日本)日本政府代表団顧問、海上保安庁海上法執行調査研究委員会委員長、最高検察庁参与、常設仲裁裁判所裁判官、(公財)人権教育啓発推進センター理事長、(公財)世界人権問題研究センター理事長などを歴任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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