内容説明
相互性、共同性、社会性、集合性―4つの概念だけを主な道具立てに、それらの概念同士の関係を通じて社会秩序とその変化の構造を理解する鮮やかなる試み。二者間関係、家族、約束、所有、社会制度、政治、会社、社会運動、技術など、具体に即して考察は展開される。安定しつつも変化する社会の中で、社会と関わり生きる“私”たちすべてにむけて書かれた画期的な社会哲学書。
目次
第1部 相互性と共同性(相互性について―共同性との断絶;家族の共同性と社会;相互性と共同性へのまたがり、社会性へのつなぎ―約束について)
第2部 社会性と集合性(所有と権利の世界;社会の内と外―政治について;集合性について―成り立たせていくものとしての社会の理路)
第3部 社会秩序の変化(言葉の運動としての社会運動;相互性・社会性と秩序変化―松永哲学試論;社会秩序変化の秩序)
著者等紹介
伊多波宗周[イタバムネチカ]
1979年東京都に生まれる。現在、京都外国語大学共通教育機構准教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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