内容説明
164の国・地域のコンセンサスを基本原則とするWTOが機能不全に陥り、FTAやEPAなどの二国間協定へとシフトが進むなか、12か国を包括した地域協定として打ち出されたTPPは主要国アメリカの脱退によって11か国でスタートが決まるなど、国際経済秩序は混迷をきわめている。ガット・WTO、知的財産権、国際投資、国際通貨・金融、地域統合など今日の国際経済をめぐる幅広い18のテーマを解説し、より深い理解のための25のコラムやオンライン資料のURLなども充実した最新のテキストブック!
目次
国際経済法序説
国際取引の法的枠組み
ガット・WTO体制
WTOの紛争解決手続
貿易の自由化と例外
貿易救済法
衛生植物検疫措置と貿易の技術的障害
サービス貿易(GATS)
知的財産権
国際投資と法
投資仲裁
国際金融体制と法
国際通貨基金(IMF)
バーゼル合意と国際金融規制の展開
国家債務危機と国家債務再編
安全保障と外貨規制、金融制裁
市場の地域統合
国際経済法と「特殊事情の経済」
著者等紹介
柳赫秀[ユヒョクス]
現職、横浜国立大学大学院国際社会科学研究院教授。最終学歴、東京大学大学院法学政治学研究科修了(法学博士)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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