内容説明
本書は大学の抱える学生募集、学生の多様化そして教育の質保証、就職などの問題が山積している中で、大学運営の当事者として、自らのビジョンに真摯に立ち向かう学長の戦いの記録でもある。同様な問題を抱える大学関係者はもとより広く大学進学者や大学生を抱える親に、大学とは何をしているところかをリアルに知ることができる良書である。
目次
序章 いま大学に何が求められているのか
第1章 私たちはどのような教育の未来を目指しているのか―学修成果と三つのポリシー 大学教育は何を育成するのか
第2章 地方の活性化とイノベーション
第3章 地方小規模大学のチャレンジ―関西国際大学の取組みと課題
第4章 多様な学生をどう育てていくのか
第5章 これからの教学マネジメントの課題
著者等紹介
濱名篤[ハマナアツシ]
1956年兵庫県生まれ。上智大学大学院文学研究科社会学専攻博士後期課程単位取得満期退学。博士(社会学)。関西女学院短期大学教授、関西国際大学経営学部教授などを経て、基盤教育機構教授。2005年より関西国際大学学長。2006年より学校法人濱名学院理事長も兼務。また、文部科学省中央教育審議会臨時委員、同学校法人運営調査委員、独立行政法人大学入試センター運営審議会副議長なども兼務する。専門は高等教育論、教育社会学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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