内容説明
今日、世界各地で行われている才能教育の実態は、国・地域独自の文脈の中で実に様々な様相を呈している。本書は、日本、イギリス、スウェーデン、ロシア、インドネシア、シンガポール、アメリカ、南アフリカ、中国、韓国といった文化背景の大きく異なる国家における才能教育の実態を子細に分析することで、グローバル・スタンダードに抗う各国独自の教育実践の形態を浮かび上がらせる。わが国における能力育成、延いては教育政策全般にもきわめて有用な示唆を与える一冊。
目次
才能教育について(概説)―日本における状況
イギリスの才能教育―労働党政権での取り組みを中心に
スウェーデンの才能教育
ロシアの才能教育
インドネシアの才能教育
シンガポールの才能教育―多極化するエクセレンスの追求
アメリカの才能教育―伝統的平等主義の今日的理解と今後の課題
南アフリカの才能教育
中国の才能教育―教育政策における普及と重点支援とのはざまで
韓国の才能教育―高度人材育成のための国家戦略〔ほか〕
著者等紹介
山内乾史[ヤマノウチケンシ]
神戸大学大学教育推進機構/大学院国際協力研究科教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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