内容説明
「利己的」資本主義の限界を超えて―。その先にある新たなイノベーションのあり方とは?ドラッカーが30年以上前に示したイノベーションの具体的な方法論は、様々な領域で唱えられるようになった現代的な「イノベーション」創造にも重要な示唆を与えている。大学改革事業に深く関わってきた著者の豊富な実践経験も取り入れてドラッカーのイノベーション論の現代的意義を再構築する本書は、これからの経済、市場、企業、競争のあり方を整序するイノベーションの重要な役割を提示した力作である。
目次
1 「イノベーションの発明」―『イノベーションと企業家精神』(一九八五年)の歴史的意義
2 イノベーションの方法―『イノベーションのための七つの機会』
3 「発想転換」なくしてイノベーションなし―私の経験
4 「アイデアによるイノベーション」―その役割と進め方
5 公的機関のイノベーションをいかに進めるか―大学のイノベーションとドラッカーの警鐘
6 イノベーション志向は「利己」の資本主義を超える―市場競争におけるフェアプレイのために
著者等紹介
坂本和一[サカモトカズイチ]
立命館大学名誉教授、立命館アジア太平洋大学初代学長:経済学博士(1975年)。1939年10月石川県に生まれる。1963年3月京都大学経済学部卒業。1968年3月京都大学大学院経済学研究科博士課程単位取得。1968年4月立命館大学経済学部に奉職。この間、1979年7月ハーバード大学フェアバンク東アジア研究センターおよびニューヨーク大学経済学部で客員研究員(~1980年9月)。1988年4月立命館大学教学部長(~1991年3月)。1994年4月学校法人立命館副総長・立命館大学副学長(~2005年3月)。ただし、2000年1月~2004年3月の間は、学校法人立命館副総長・立命館アジア太平洋大学学長。主要著書『IBM―事業展開と組織改革』ミネルヴァ書房、1985年(第2回テレコム社会科学賞受賞)ほか(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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