知事と権力―神奈川から拓く自治体政権の可能性

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  • サイズ A5判/ページ数 510p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784798914619
  • NDC分類 318.237
  • Cコード C3031

内容説明

知事ブレーンがみた神奈川・松沢県政8年のすべて!2003年にマニフェストを掲げて当選した松沢成文知事(現・参議院議員)。県議会の厳しい攻撃に直面しながら、日本で初めての受動喫煙防止条例など、先進的な政策を実現できたのはなぜか。マニフェストは県庁をどう変えたか。3選確実といわれながら、松沢氏はなぜ退陣にいたったのか。「自治体政権」の視点から“生きた地方政治”を描く。

目次

自治体政権という視点―地方自治の制度論を超えて
第1部 挑戦(政治家知事、誕生―マニフェスト選挙の舞台裏;マニフェストと県議会―松沢県政・荒波の中の船出;松沢県政一期目の政策展開―マニフェストはどう実行されたか;マニフェスト進捗評価の試み―日本で初めての第三者委員会)
第2部 発展(松沢県政二期目のスタート―二〇〇万票の重み;ローカル・ルールの挑戦―日本初の受動喫煙防止条例!;県庁マネジメントの改革―マニフェストは県庁を変えたか;松沢県政・その強さともろさ―想定外の政権交代)
第3部 考察(マニフェスト政治の可能性―「お任せ民主主義」を超えられるか;自治体政権論の試み―何が「政権」を機能させるのか)

著者等紹介

磯崎初仁[イソザキハツヒト]
中央大学法学部教授、同大学院法学研究科教授。1958年愛媛県生まれ。1984年東京大学法学部卒業、1993年同大学院法学政治学研究科修了。1985年4月から2002年3月まで神奈川県職員(農政部、土木部、企画部、福祉部等に配属)。2002年4月から現職(2005年4月から2017年3月まで大学院公共政策研究科教授兼任)。2005年6月から2011年3月まで神奈川県参与。2006年4月から2013年3月まで行政書士試験委員。2013年4月から2014年9月まで英国サウサンプトン大学客員研究員。専門は地方自治論、行政学、政策法務論(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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