内容説明
これまで学校で採用されてきた全国学力調査などの共時的な観測では、「教育格差」の原因やその後の変化・展開は不問にされてきた。つまり、一度測られた格差が児童の年齢によってどう変化するのか明らかにされてこなかったのである。本書は、8年に渡る継続的な調査をもとにした統計分析によって、研究蓄積の希薄な教育格差の通時的変化のメカニズムを解き、就学前教育の重要性についての実証研究を行った、若き教育社会学者の実証的労作である。
目次
日本の学力研究における問題の所在
第1部 これまでの研究の概要とデータの紹介(学力研究の動向;データの概要)
第2部 教育達成の不平等はどのように生まれ、変化するのか?(学力の不平等はいつ発生し、どのように変化するのか;教育達成の性差のメカニズムを探る)
第3部 教育における不平等はいかにして克服が可能なのか?(学力の不平等は、努力によって克服できるのか?;本の読み聞かせ経験は学力を「高める」のか?1;本の読み聞かせ経験は学力を「高める」のか?2―傾向スコアを用いた分析;学校教育は学力格差を是正するか?―クラスサイズに着目した分析)
教育における不平等をどのように是正していくか
著者等紹介
中西啓喜[ナカニシヒロキ]
青山学院大学大学院教育人間科学研究科博士後期課程教育学専攻。早稲田大学人間科学学術院助教(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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