文明化と暴力―エリアス社会理論の研究

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  • サイズ A5判/ページ数 238p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784798912738
  • NDC分類 361.234
  • Cコード C3036

内容説明

全20世紀を通じ、すなわちその生涯を西欧文明の高揚と危機とともに、ユダヤ人研究者として生き抜いたエリアスの営為には、「時代」が深く刻印されている。国家・国民の近代化と暴力の馴致による「文明化」を基点としたその研究を体系的に論考した本書は、他の多くの見解と異なり、ナチズム等現代の「暴力」を、国民形成の限界からの、つまり「文明化の過程が孕む暴力」と分析する。とすれば、今後のグローバル化に伴う新たな文明化にも、更なる危機が潜んでいるだろう。見逃すことのできぬエリアス研究。

目次

序章 『文明化の過程』をめぐって
第1章 宮廷社会の社会学
第2章 文明化と暴力
第3章 個人と社会
第4章 近代への診断
終わりにかえて 文明化の過程とグローバリゼーション―ヴェーバーとエリアス

著者等紹介

内海博文[ウツミヒロフミ]
追手門学院大学社会学部社会学科講師。1971年生まれ。大阪大学大学院人間学研究科博士課程修了。博士(人間科学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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うえ

6
1897年のドイツに生まれた社会学者ノルベルト・エリアスの学説研究書。「「…思想的に目覚めた若者たちは、ファシズムを説明してくれると同時に、自分たちはこういう過去とはいっさい関係がなく、責任を逃れているのだと感じさせてくれる唯一の思想であるマルクス主義のうちに、アイデンティティを見いだそうとせずにおれなかった」。いわばマルクス主義がヒトラーに対する解毒剤になったのである。このように見れば、エリアスのいう「西ドイツ社会の壊れやすさの奥底」を構成していた一つの要素は、ナチズムという過去の問題であったといえる」2019/12/11

SAHARA

0
現代のエートスだけで全てを判断しようする現代人の軽薄さ。過去の本をどれだけ読んでも現在に適応できるかどうかはよくわからないが、勉強して現代に当てはめながら生活していくようにしか人間は成長できないのでは。2021/05/15

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