内容説明
それまでのマネジメント認識を決定的に変えた『現代の経営』は、ドラッカー自身のマネジメントについての「発想転換」を基底に据えた一大体系だった―今もマネジメント学の原点として読み継がれているこの著作を、刊行後60年を期し、以後の著述活動における発展・進化とも照らし合わせ包括的に読み解くとともに、企業、公的機関、大学等、現代のすべての組織に向け、同書に結実したドラッカーの「発想転換」が孕む重要な意味を、改めて提示する。
目次
1 『現代の経営』は何をめざしたか
2 マネジメントの本質(『現代の経営』序論)
3 事業(ビジネス)のマネジメント(『現代の経営』第1部)
4 経営管理者のマネジメント(『現代の経営』第2部)
5 マネジメントの組織構造(『現代の経営』第3部)
6 人と仕事のマネジメント(『現代の経営』第4部)
7 経営管理者であることの意味とマネジメントの責任(『現代の経営』第5部・結論)
8 『現代の経営』から『マネジメント』へ―「断絶の時代」の到来とマネジメントの新しい役割
9 『現代の経営』から『イノベーションと企業家精神』へ―「断絶の時代」の到来と「イノベーションの発明」
10 『現代の経営』、『マネジメント』から学ぶ大学経営
著者等紹介
坂本和一[サカモトカズイチ]
立命館大学名誉教授、立命館アジア太平洋大学名誉教授、経済学博士(1975年)。1939年10月石川県に生まれる。1963年3月京都大学経済学部卒業。1968年3月京都大学大学院経済学研究科博士課程単位取得。4月立命館大学経済学部に奉職。この間、1979年7月ハーバード大学フェアバンク東アジア研究センターおよびニューヨーク大学経済学部で客員研究員(~1980年9月)。1988年4月立命館大学教学部長(~1991年3月)。1994年4月学校法人立命館副総長・立命館大学副学長(~2005年3月)。2000年1月立命館アジア太平洋大学学長(~2004年3月)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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