内容説明
1つのクトゥルー作品をテーマに複数の作家が小説、シナリオ、ゲームブックなどの様々な形で競作するオマージュ・アンソロジー・シリーズ。第13弾は『彼方より』に捧げる。
著者等紹介
小林泰三[コバヤシヤスミ]
「玩具修理者」日本ホラー小説大賞短編賞、「アリス殺し」で2014年啓文堂大賞受賞
羅門祐人[ラモンユウト]
作家デビューは角川文庫の『自航惑星ガデュリン』シリーズ。SFや架空戦記を主に執筆
小中千昭[コナカチアキ]
「ウルトラマン」シリーズ、アニメにおいてもホラー的要素の強い作品を多く手掛ける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
sin
54
小林泰三:ふた昔前のSF的雰囲気は嫌いじゃないけど、アグレッシブな引き籠りが矛盾…取ってつけたような恋愛の締め括りが余計…作中の現象に対する「幽霊」という表現は“幽体”とか、語られる理論をもとに“慣性体”とか表現したほうが言い訳を省けてしっくりしたのではないか?羅門祐斗:偶々身近にこんな人物がいるなんて都合よすぎるが、物語の展開はスピーディーで楽しめた。小中千昭:セカンドエピソードの雰囲気が良いだけに、終末オチはありきたりで残念…。2016/08/25
まっすー
1
52016/11/13
yusuke_ayano_2
0
「此方から」オチは何度も使われて来たものだがアリか。そこへ至るまでとオチてからのバランスで言うと後をもう少し長く引っ張っても良かったのでは。一冊分の長編でも耐えうる素材だったのではなかろうか。 「からくりの箱」「彼方より」と言うより「ヘル・レイザー」 か。二人、いや、三人の今後の活躍に期待したい。(あるのか?) 「Far From Beyond」「彼方からの幻影」「彼方より」を台本形式にして、その後の展開を追加している。日本での話は不要、若しくはもっと掘り下げた方がよかったかも知れない。
-
- 電子書籍
- 愛しいキミは近くて遠い ~幼馴染とキス…