内容説明
それは魔法と科学が共存する世界。魔法は日常的に一般の技術として使われていた。呪術的な犯罪を取り締まる呪禁官・歯車俊彦(ギア)は、相棒の龍頭とともに非合法呪具の密売の現場に踏み込み、命を落としてしまう。その数年後、県立第3呪禁官養成学校には、仲間たちと訓練に励む歯車創作の姿があった。父と同じくギアと呼ばれて―。現代呪術を否定するカルト科学者集団のテロ、父を殺した不死者の恐るべき計画に、ギアたちは巻き込まれていく。魔術学園を舞台に広げられるオカルト青春ホラー。書き下ろし完全新作エピソード「針山宗明の受難」を収録!
著者等紹介
牧野修[マキノオサム]
大阪芸術大学芸術学部映像計画学科卒。1992年に『王の眠る丘』でハイ!ノヴェル大賞を受賞し、1999年に『スイート・リトル・ベイビー』で日本ホラー大賞長編賞佳作、2002年には『傀儡后』で日本SF大賞を受賞する(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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miroku
12
ギアジュニア第1弾。「ルーキー」と同じ内容。結果再読。2019/12/11
The lost FRIGATE
1
《★★★☆☆》クトゥルフ?初読み。オカルトとサイエンスの帯に惹かれて購入。もっと魔術に科学で対抗していくイメージで読んだけど、敵も味方も基本的に魔術サイド、一部第三勢力が科学ですけど活躍少なめ。ただ、伝奇モノとしてはめちゃくちゃ面白かった。何でもかんでもオカルトチックなものだったり宗教だったりごちゃまぜでなんでもあり。牧野さんにしてはグロ控えめ?2016/05/10
イシカミハサミ
0
本当のはじめの物語。 先に父親の話を読んだので、 このバトルシーンのハイエンドを見てしまったから、 ちょっと物足りなさも感じたり。 この感じであれだけの敵と対峙して、 死なないように話を転がすの、むずそうだなー。 次の巻は、どのレベルの話だろう。 P.S. 裏表紙のあらすじで名前が歯車になってた。 そこ誤植するかね。2018/09/07