内容説明
「海底軍艦『檀君』」韓国初の原子力潜水艦、その名も“檀君”。ウルトラ・マイティー・スーパー・チタニウム合金を外殻にまとったこの艦の乗務員は、全て女性であった。独島海底で、“檀君”は「神殿」のような遺跡を発見する。その翌日から艦内には潮の香りが漂い、乗務員一人ひとりと、目の間が離れた顔に変貌していくのだった。「キングダム・カム」無人潜水艇の遠隔操縦のスペシャリストであり、現在は指導者と活躍している磯野のもとに、900メートルの海底を探査してほしいと依頼がまいこむ。その場所は、10年前、磯野が指導し、その後行方不明となった増岡拓喜司が向かった場所と同じ場所であった―。1つのクトゥルー作品をテーマに複数の作家が小説、ゲームブック、漫画などの様々な形で競作するオマージュ・アンソロジー・シリーズ。第11弾は『神殿』に捧げる。
著者等紹介
荒山徹[アラヤマトオル]
1961年、富山県生まれ。上智大学卒業後、新聞社に入社。在日外国人の指紋押捺反対運動を取材したのをきっかけに韓国へ留学する。1999年、『高麗秘帖』でデビュー。2008年『柳生大戦争』で舟橋聖一文学賞を受賞。時代伝奇小説を得意とする
小中千昭[コナカチアキ]
1961年、東京生まれ。1988年、ビデオシネマ『邪願霊』で脚本家としてデビュー、1994年「蔭洲升を覆う影」(『クトゥルー怪異録』収録)で小説家デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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