内容説明
外宇宙から襲来した魔性の存在に気づいたのは、ナチス・ドイツだった。海軍大将カナーリスは、1908年、シベリアに落下した隕石こそこれらの船であり、今は東シナ海の底に潜伏していると日本に告げる。海中でしか生きられぬ彼らは、地上を侵略すべく、新たな“仲間”の到来を待ちわびているのだ。その日は1945年4月7日。空中で彼らを撃破できるのは、戦鑑“大和”の46センチ砲しかない。だが、日本は太平洋戦争への道を歩み、魔物たちの暗躍も始まる。真珠湾、ミッドウェー、レイテ沖海戦、ガダルカナルの悲劇―彼らの存在に気づいた山本五十六大将も古賀大将も死んだ。そして、運命の日、“大和”は沖縄特攻に出動する。天より降る魔を迎え撃つ巨砲。海底の魔物を斃すべく“大和”には驚くべき仕掛けが施されていた。
著者等紹介
田中文雄[タナカフミオ]
早稲田大学「ワセダミステリクラブ」に所属した。在学中の1963年、『宝石臨時増刊昭和38年度新人中篇力作10人集』に短編『白い翼の郷』が掲載された。その後映画会社に入社し、怪奇SF映画を製作する。1974年『夏の旅人』で作家デビューしファンタジー、ホラー、架空戦記など多数の作品を執筆。2009年、脳出血のため67歳で死去
菊地秀行[キクチヒデユキ]
1982年『魔界都市“新宿”』(朝日ソノラマ)でデビュー。作品ジャンルはSF、本格ホラー、バイオレンス、ファンタジー、伝奇と幅広い(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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