内容説明
中国東北部、黒竜江省佳木斯市郊外より古代中国殷王朝の遺跡が発掘され、生前そのままの姿の美少女ミイラが出土する。城南大学助教授、森下杏里は、遺伝子工学の民間会社へ出向を命じられ、地上60階のハイテクビル(通称、リヴァイアサン・タワー)で、「崑央のプリンセス」と呼ばれる、そのミイラの研究に携わる。そこで体験する様々な不可思議で奇妙な現象、幻覚。「プロジェクトYIN」の真の目的とは?そして、「黒い死」を与えられたプリンセスはクイーンへと変貌し、リヴァイアサン・タワーは殺戮と恐怖の塔へ化す。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
カマー
3
10年以上前に読みたいと一度思ったがなかなか売ってなくやっとこさ見つけて読了 読んでみると怪物の描写や設定、オカルト的な見解はすごく良かった あえて難点をあげるとしたらハイテクビルや日本を舞台にする必要性はないのでは?と思える反面、映画化やゲーム化に耐えられる面白さだと思う 2014/04/05
陽介@中四国読メの会参加中
3
ちょっと微妙。ハイテクビル舞台なんですが、描かれるハイテク感が妙に上滑り。呪術的な部分は流石と思わせる描写なので、ギャップが著しく思います。ヒロインにいまいち感情移入出来なかったのも痛かったかな。もっと母親との確執とか背景描いてくれても良かったんじゃないかな、と。著者のクトゥルーものと言えば『邪神帝国』既読であちらが凄く面白かっただけに、残念でした。2013/09/10
No.7
2
超ハイテクタワーで超古代のバケモノ。なかなかたのしめる組み合わせでした。 登場人物の過去とかもう少し知りたかったです。2023/08/07
nekomatadesu
2
やっぱり、見つけた時に購入するべきだったと思った1冊で、面白かった。 発掘される状況を考えてプリンセスの状態を設定したのはすごい戦略だよね。 クイーンになると頭足類の様な爬虫類なのか。 再刊だから、物語の年代が実時間より過去になってしまっているので、 CRTとか中森明菜とか古いのは仕方がないかな。 そういえば、何処で招き猫の頭に赤い蛸が乗っている物を見たが、 蛸が緑だとクトゥルーだなと思ったよ。 次は「邪神帝国」を買う事に。2013/09/15
ケイト
1
ン年前に旧版を読んでいるので正確には再読。すれっからしのホラー好きになったいまも、やっぱり面白かったです! 怪奇がじわじわ迫る前半部、アクションが極限まで抑えられてえがかれる異常事態の後半部ともに楽しめて、中には古参のfanをくすぐるオマケもあって。ヒロインがただ殺されるだけの能なしじゃなく、脅威に立ち向かう意志があるのもいいですね。李博士が憎めない人でやっぱりすてき。自動車電話などのいまでは見られなくなったものも、世紀末の、あの不穏でぴりぴりした感じを甦らせてくれます。愛情と熱意あふれる新旧解説も必読!2015/06/09