内容説明
神様だって銭払え。菊地秀行氏が現代に蘇らせた新しい「クトゥール神話」。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
sputnik|jiu
15
噴飯系クトゥルフ小説(褒め言葉)。もうどこから突っ込んでいいのか分からないが、さすが御大というか、邪神たちの配置が洗練されていて、きちんとクトゥルフ小説になっているところが憎らしい。主人公が巨乳の美女とセックスしていると思っていたら、いつの間にか〈深き者ども〉に肛門開発されてたとか、笑いすぎて泣いた。全編通して、菊地氏の邪神愛ゆえの悪ノリが過ぎる感じが最高。2013/05/17
ドル箱
12
クトゥルー神話をモチーフとした題材と金融道(町金=サラ金)を組み合わせたギャグ?物語かな。主人公の設定が特撮マニアで朴念仁という菊池秀行にしては珍しいキャラ作り。変な小説だな~が私の感じたところ。菊池節は健在で、クトゥルーをあまり知らなくても充分楽しめますが知っているとより楽しめます(とは言っても私はクトゥルーはあまり詳しくなくかじった程度なのですが)主人公と同僚の色摩君との掛け合いがなかなか絶品コントでクスリと笑わせてくれます。金融道ネタはあまりないがキャラがよく立っており、続きがあればまた読みたい。2013/06/07
miroku
10
菊地さん、楽しんでるなぁ。(^◇^) クトゥルー神話とか、怪奇映画とかに対する愛に満ち溢れた作品。歪んだ愛だけどね・・・。2013/10/22
Yuki
4
クトゥルーとナニ金という、完全に「混ぜるな危険」本。クトゥルーネタを同僚に叩き込まれつつも「ねーよw」と聞き流し、超常現象的なものを全て「特撮」の一言で済ませる主人公がSAN値チェックをクリティカル回避しまくって耳揃えて金返せと奔走するという、多分これTRPGならぜんっぜん面白くない流れなんですが、なんだか勢いよく読まされてしまいました。ルルイエ浮上のために消費者金融を利用して金を借りる邪教集団とか、俗っぽ過ぎて笑ってしまう。完全に悪ノリで、こういうの厭な人は厭なんだろうな。自分は大好きです。2013/06/09
鳥義賊
3
ラノベ風タイトルにすると『取り立て屋は特撮マニア! 邪神なんているわけない!!』みたいな。菊池氏は永遠に孤高の中2病であって欲しいけど、ちょっと媚びちゃったかな?2013/03/13
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