宗教で読み解くファンタジーの秘密〈２〉

中村 圭志【著】

トランスビュー（2014/05発売）

• サイズ B6判／ページ数 235p／高さ 20cm
• 商品コード 9784798701509
• NDC分類 902.3
• Cコード C0090

内容説明

フェミニズムも法華経もパラレル・ワールドもある不思議な夢空間。『ゲド戦記』『モモ』『ブッダ』『ライラの冒険』『ハリー・ポッター』の世界の構造を徹底探求。

目次

はじめに　『ゲト戦記』から『ハリー・ポッター』へ
第１章　空間と均衡―Ｕ．Ｋ．ル＝グウィン『ゲト戦記』
第２章　時間と死―Ｍ．エンデ『モモ』
第３章　社会と悟り―手塚治虫『ブッダ』
第４章　物質と権力―Ｐ．プルマン『ライラの冒険』
第５章　性格と笑い―Ｊ．Ｋ．ローリング『ハリー・ポッター』

著者等紹介

中村圭志［ナカムラケイシ］
１９５８年生まれ。北海道大学工学部建築工学科卒業、東京大学大学院人文科学研究科修了（宗教学専攻）（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[Die-Go]

図書館本。世に数多あるファンタジー作品の中から、これぞと言うものを選択し、そこに秘められる宗教観を読み解く。『ライラ』以外は読んだことがあったので、入り込むことができた。面白い解釈だ。★★★★☆

2024/02/17

[nemunomori]

＜宗教で読み解く＞とありますが、中村圭志さんの読み方はとてもリベラルです。「ゲド戦記」「モモ」「ブッダ」「ライラの冒険」「ハリー・ポッター」について、宗教的な部分を詳細に解説しつつ、それぞれの作品世界を比較して論じています。時代背景や宗教そのものについても考えさせらる好著です。

2017/09/19

[ゆめたがえ]

取り上げられている本の半分は読んでいる。でも二度と読んでいない。なぜだろう？

2015/07/01

[mittsko]

【書きかけ】

2021/05/10

[出原樹音]

興味が持てない。

2019/02/25