オウム真理教事件〈1〉武装化と教義

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  • サイズ A5判/ページ数 282p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784798701264
  • NDC分類 169.1
  • Cコード C1036

出版社内容情報

オウム事件は宗教の問題であるとともに、日本的な組織の問題でもある。
高い教育を受け理想を求めた若者たちが、テロリズムに走ったのか? 事件の全体像を解明し組織社会の病理を抉る。(2001年刊『オウム』の分冊新装版)

2001年の初版刊行以来、オウム理解の必読書として常に参照されてきた基本図書を分冊普及版として新装刊。旧版『オウム なぜテロリズムを生んだのか』を前後半にわけて第一巻と第二巻とする。さらにその後の著者の論考を纏めた『オウム真理教事件Ⅲ テロリズムと世界』を2012年秋に刊行予定。

《目次》

序章 オウム事件と私
私の責任  オウムの復活 「先生は・・・・・」 林郁夫の告発

第一章 事件は解明されたのか
検察側冒頭陳述  武装化の経緯  憎悪という理由  挫折と成功 憎悪説への疑問 終末論からの解釈 ハルマゲドンの信仰 終末論の機能救済としてのサリン

第二章 ヨーガからの出発
独学のヨーガ ヨーガ道場として ヨーガの技法 麻原の解脱 宗教へ教団の誕生 一番弟子の解脱 教義の集大成 総本部道場開設 

第三章 グルイズムへの傾斜
マハー・ムドラーの成就 リンポチェに教えられたもの 出家主義への転換忍辱精進極厳修行 マハー・ムドラーの日常化 極厳修行での体験 マハー・ムドラーのからくり グルイズムの確立 グルの優しさと怖さ グルイズムのモデル 尊師の意思という幻影

第四章 殺人を肯定するヴァジラヤーナの教え
「人を殺しているからね」 社会との対立 敵の抹殺 衆議院選挙の敗北 聖無頓着の教え 変貌する教団 薬物による洗脳 省庁制度の導入 幹部の独走

第五章 なぜ無差別大量殺人は敢行されたのか
「ひとを千人ころしてんや」 アニメの受け売り ポアの論理 殺生戒の逆説 グルの奇抜なパフォーマンス 逮捕という試練 シヴァ大神のフォーム 実行の中心 お神輿としてのグル 悪業の恣意性 被害妄想と行き過ぎ 解脱の真偽 イニシエーションなき解脱

内容説明

なぜ、あれほど高学歴の若者たちが理想を求めて無差別大量殺人に走ったのか。今また先の見えない日本で、若者は再びオウム的なるものに向かうのか。日本崩壊の始まりを告げた事件の真相。オウム理解の必読書として常に参照されてきた不朽の名著。オウム論のみならず現代日本論としても読み継がれる名著。

目次

オウム事件と私
事件は解明されたのか
ヨーガからの出発
グルイズムへの傾斜
殺人を肯定するヴァジラヤーナの教え
なぜ無差別大量殺人は敢行されたのか

著者等紹介

島田裕巳[シマダヒロミ]
1953年、東京生まれ。作家、宗教学者。東京大学大学院人文科学研究科博士課程修了。放送教育開発センター助教授、日本女子大学教授、東京大学先端科学技術センター特任研究員などを歴任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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もくもく

4
同時代に生きる者として、生々しい事件の記憶をたどりながらⅠⅡを読了(…というか拾い読み)し、改めてその背景や社会的影響などについての事項を整理しました。事件に巻き込まれることで、宗教学者としての生き方まで変わってしまった著者の思いの吐露から始まり、多くの人の人生を狂わせ、日本人全体の「宗教観」さえ変えてしまった事件の核心にあった「オウム真理教」という思想?について、その教義や孤立化・武装化への道を解説しています。 我が国の「宗教学」という学問は、オウム以前・以後で大きく変貌しているようにも感じるのです。2016/08/23

サメ社会学者Ricky

3
日本の宗教に精通した島田裕巳先生が、オウム真理教がサリンを使う無差別殺人に至る過程を教義に注目して解説する。魂は生まれ変わりカルマを負うという輪廻転生思想、そしてその魂を高いステージに導くために殺人を肯定する思想は、私の人生理念に反し、多くの人の幸福を奪いかねない危険思想である。島田先生の解説により、オウムがなぜそこに至ったのか、垣間見ることができた。2014/12/17

預かりマウス

0
劇的・ゴシップ的な内容ではないのであまり面白くはないが、一連のオウム事件の起きた根本原因を綿密に探求しようとしている。オウム事件は麻原の直接の指示というよりは、マハームドラー教義に縛られた弟子の忖度ではないか、というような内容。2019/05/25

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