ＨＪ文庫 義妹なら本気になってもいいよね？〈１〉

手島 史詞【著】

ホビージャパン（2025/06発売）

• サイズ 文庫判／ページ数 271p／高さ 15cm
• 商品コード 9784798638621
• NDC分類 913.6
• Cコード C0193

出版社内容情報

本気になった義妹が、グイグイ迫って止まらない!?

虚木真人は実の妹・悠凛に嫌われている。しかし両親から突然、二人は義兄妹だと明かされたことがきっかけで、悠凛は真人の記憶だけを失ってしまう。退院した悠凛を気遣う真人だったが、なんだか前よりも距離感が近くなってる!?　記憶を失う前から一変して、自然に距離を詰めてくる悠凛に、戸惑いとドキドキが止まらない!!
「お兄さんにも、ちゃんとドキドキしてほしいだけですから」
隠れていたはずの悠凛のブラコンっぷりが次々と溢れ出してきて、恋人よりも甘い義妹との同居生活が幕を開ける！

内容説明

虚木真人は実の妹・悠凛に嫌われている。しかし両親から突然、二人は義兄妹だと明かされたことがきっかけで、悠凛は真人の記憶だけを失ってしまう。退院した悠凛を気遣う真人だったが、なんだか前よりも距離感が近くなってる！？記憶を失う前から一変して、自然に距離を詰めてくる悠凛に、戸惑いとドキドキが止まらない！！「お兄さんにも、ちゃんとドキドキしてほしいだけですから」隠れていたはずの悠凛のブラコンっぷりが次々と溢れ出してきて、恋人よりも甘い義妹との同居生活が幕を開ける！

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[よっち]

妹の悠凛に距離を感じている高校生・虚木真人。しかし両親から突然、2人は義兄妹だと明かされた衝撃で悠凛が事故に遭い、真人の記憶だけを失ってしまう青春ラブコメ。真人は退院した悠凛を気遣うものの、実の兄を好き過ぎて悩んでいた記憶を失ってしまったことで、逆に前よりも距離感が近くなり、自然に距離を詰めてくる悠凛に戸惑い、そのギャップにドキドキさせられてしまう展開で、悠凛の隠せないブラコンっぷりや、同居している義妹だからこその距離感が効いていましたが、果たしてこれから彼女の記憶は戻るのか、2人のこれからが楽しみです。

2025/05/29

[彩灯尋]

【レビュアープログラム】兄の記憶だけを失った義妹もの。ツンツンからの甘えがとにかくかわいくて頬がゆるむ。距離感もグイグイきているのに描写が丁寧で置いてけぼりにならない感じ、さすがだ。兄のブラコンこじらせたむっつり感も結構好きだったし、イケメン気質な妹とかわいい反応な兄、兄妹よりも兄妹らしい幼なじみなど色々な癖も見えてとてもよかった。個人的に髪長い人のシャンプーのとある描写がリアルでとても好きだったので記憶に刻んでおく。

2025/06/03

[真白優樹]

何故か妹に避けられている少年が、実は妹とは義理の兄妹であったと知らされ始まる物語。―――抑える思いは禁忌ではなく、なれば本気となって。　作者様初の現代ラブコメ、義妹の記憶喪失からぐいぐい来られて始まるラブコメであり、ぐいぐい来る彼女に振り回されながら、彼女を支える為に頑張っていく物語である。本気になると決意した妹、委員長に振り回される少年。始まったばかりのラブコメはどんな方向へ進むのか。義妹の攻勢は、これからどんな方向に突き進んでいく事になるのだろうか。 次巻も須らく期待であるべし。

2025/05/30

[rotti619]

虚木真人が疎遠の妹悠凛と血が繋がっていない事を両親から明かされた時、動揺した悠凛が交通事故にあって兄に関する記憶だけ失うという、情報量の多いオープニングから始まる義妹物。実は悠凛は実兄への恋慕に悩んでいたという背景があり、その部分がごっそり抜け落ちた彼女が取る行動は素直に甘え慕うという、それまで嫌われていると思っていた真人からすると、理解不能な行動に戸惑う姿が楽しく描かれている。記憶喪失という１クッション挟む事で他の義妹物との差別化がされており、そこに距離感をバグらせる事で話を盛り上げていた。

2025/06/03

[れっちん]

ちょっとだけの、ほんのちょっとだけのすれ違いが……じれったさの極みで、たまらん（歓喜） 記憶を失って、それでもまた恋に落ちる―― そんな“ブラコンでドキドキ”な関係性を、丁寧に、絶妙に描いてくれた本作。ほんと凄い。 恋に落ちる瞬間って、こういうことだぜ。 ラストの締めも最高だったし、もう言わせて。 今すぐ続刊、悠凛出せ！！！（過激派）

2025/06/02