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出版社内容情報
これが恋だなんて、気づかなければ良かったのに。
詩や竜也とのわだかまりも少しずつ解けていき、ようやく仲良しグループの日常が戻ってきたことを実感する夏希。バンド活動も再始動し全てが順調に進む中、夏希は校内で美織に関する噂を耳にする。それは美織が怜太と付き合っていながら、夏希にも手を出しているという聞き捨てならないものだった。当事者の美織は学校を休んでおり、心配した夏希は彼女の家を訪ねるが……
「広まっている噂は、ただの事実だよ」
この恋を自覚してしまった以上、もう、あの頃には戻れない。
内容説明
詩や竜也とのわだかまりも少しずつ解けていき、ようやく仲良しグループの日常が戻ってきたことを実感する夏希。バンド活動も再始動し全てが順調に進む中、夏希は校内で美織に関する噂を耳にする。それは美織が怜太と付き合っていながら、夏希にも手を出しているという聞き捨てならないものだった。当事者の美織は学校を休んでおり、心配した夏希は彼女の家を訪ねるが…「広まっている噂は、ただの事実だよ」この恋を自覚してしまった以上、もう、あの頃には戻れない。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
芳樹
37
【BW】いよいよ美織の想いに焦点を当てる今回です。実に心が痛くなる展開でしたが、どんどん引き込まれていきました。高校生というまだ未熟な年代ですから、恋愛面においても、当事者と当事者を羨んで嫉んだりする第三者のいずれもが、極端な言動に走ってしまうのは仕方ないことなのでしょう。リアリティの有無は置いておいて、まさに本作のテーマである「虹色と灰色の青春」を感じた今回でした。過ぎてみれば落ち着くところに落ち着いた終着点ですが、まだ全ては終わっていない。「彼」の行動は物語をどう動かすのか。続きを楽しみにしています。2024/05/10
よっち
36
詩や竜也とのわだかまりも少しずつ解けて、ようやく日常が戻ってきたことを実感する夏希。バンド活動も再始動し全てが順調に進む中、今度は校内で美織に関する良くない噂を耳にする第六弾。美織が怜太と付き合っていながら、夏希にも手を出しているという噂、そして学校を休んでいる当事者の美織。想いを自覚してしまったがゆえに否定できず、自罰的になってゆく彼女が前を向くために、しっかり向き合う覚悟を決めた夏希はたぶん正しかったと思いました。まだまだ前途多難な状況は続きそうですけど、みんなで笑い合えるように頑張って欲しいですね。2023/11/30
わたー
31
★★★★★表紙からこの展開になることはわかっていたが、いざ読んでみると想像以上にきっつい。詩と竜也の件に決着がつき、ぎこちないながらも陽花里との交際も順調な矢先に、公園での一件に端を発した美織の良くない噂が流れ始めて…という6巻。彼が誰かの恋人になって初めて自覚する自分の本当の気持ち。スタートラインに立つことすら出来なかった、始まる前から終わっていた恋心に翻弄される美織の悲痛な叫びが聞こえてくるようで、1ページ1ページ噛みしめるように読んだ。恋心を隠しきろうとして、その熱量は隠しきれずに漏れ出してしまう。2023/12/07
紅葉
16
表紙からも伝わるどう考えても辛い展開でしたが、想像以上でした。物語当初から美織の気持ちは夏希に向いていると思わされる描写も多かったが、ついに限界が来てしまった。一周目に夏希と美織が高校時代に向き合う機会があればまた、違った未来もあったのかなと思う。夏希周りの人間関係が綺麗になったかと思いつつ、次巻へと続く展開に。本作のピークは4巻かと思っていたがそれぐらい、6巻も楽しむことができました。巻を増すごとに魅力が増す陽花里を楽しみにしつつ次巻も非常に楽しみです。2023/12/16
凜音
13
読了 虹が架かる前には天気が悪かったりするとは言えなかなか心晴れない辛さがありましたね… 何か一つ違っていたら。 感情は制御出来ないのは分かりきっている事だけどなんだかな… 取り敢えず、心が暗い青春やり直し作品第6巻。収まるところにといった感じでしたね。 辛い展開が続きましたが感情ご馳走様でした。 責めて責めて、周囲も合わせてぐるぐると、鬱々と混沌としていたけれど、 誰か特定の人が悪いんじゃなくて、 ただひたすらに間が悪いだけなんよな… 恋の後悔は大抵、間が悪いよ。2023/12/12
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