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出版社内容情報
榊 一郎[サカキ イチロウ]
著・文・その他
朝日川日和[アサヒカワヒヨリ]
イラスト
内容説明
新たな少女魔剣士候補登場!皇国の動乱の中、ジンはどう動く!?ヴァンデマル皇国に建国記念日、突如起きた皇太子襲撃事件。その場に居合わせたジンやリネットらの活躍でなんとか事態は収束したが、謎めいた事件の経緯は、国内に不穏な余韻を残す。その後、期せずして腕を見込まれたジンたちは、女好きの皇子・クリフォードの護衛を引き受けることに。だが、一見奔放すぎる皇子の態度の裏には、意外な事情が隠されていて…?今巻では新たな少女魔剣士候補・ミラベルも登場!皇国をめぐる陰謀の闇を、双つの絶対魔剣が切り裂くシリーズ第2弾!
著者等紹介
榊一郎[サカキイチロウ]
自称・(軽)小説屋。他にもアニメ、ゲーム等の脚本も。大阪芸術大学文芸学科客員教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
まっさん
17
★★★ 面白い。 今巻は女好きの皇子・クリフォードを取り巻くお話。序盤から皇太子襲撃事件が発生し、意図せずして王宮を取り巻く思惑に巻き込まれていくジン達。話の掴みとしては割と完璧なものだったと思いますし、掴みどころのない敵の正体など物語に不穏な空気を感じさせる導入でしたね。 裏で暗躍する帝国の非人道的な手段。正直停戦中の国相手にいい様にやられすぎでは?と思わなくもないけど、まあその辺はある程度飲み込むしかないのかなと。 掴みバッチリな序盤の割に中盤以降はやや見劣りした所は残念でした。クリフォードの秘密→2022/10/17
真白優樹
8
前回の騒動から半年、建国記念の祭りが近衛騎士の反乱により大混乱になる中、事態を解決したジン達が皇帝から皇子の護衛を依頼される今巻。―――影、予備。それはこの世で最も残酷な立場。 前巻から続く騒動が第二幕を迎え、スカラザルンの容赦なき手が襲い来る中、皇家の闇に触れる巻であり、守る為にジンが闇夜を駆ける、前巻とは違った面白さがある巻である。全部は守れず、それでも新たにつかんだ絆。ジンと謎の賢者も遭遇を果たす中、果たしてこの世界は何処へ行くのか。揺れる国の中、彼等の次の敵とは。 次巻も勿論楽しみである。2022/09/08